LINEは、「LINE」および店頭販促ソリューション「LINE Sales Promotion」において、ダイエーと共同で、位置情報を活用した店外集客施策の実証実験を開始した。同実験は「イオンフードスタイル港南台店」にて実施される。

同実験におけるデジタルチラシの配信イメージ

 同実験では、同店舗の実証実験専用LINE公式アカウントを利用し、当該アカウントの「友だち」に向け、2種類のデジタルチラシを属性別にターゲティング配信。店頭の「LINE Beacon」を利用することで、デジタルチラシを閲覧したユーザーの来店計測を行う。

 また、デジタルチラシ掲載商品のレシートを活用したキャンペーンを実施し、チラシ閲覧者の購買傾向も計測。具体的には、対象商品の特価情報をチラシに掲載し、店頭ブースでレシートを提示すると抽選カードがもらえる購買キャンペーンを実施する。

同実験におけるデジタルチラシの配信準備イメージ

 チラシの配信対象は、同実験の準備期間中に、同実験専用LINE公式アカウントを友だち追加したユーザーに限定される。準備期間中には、店舗内に設置した二次元コードや「LINE Beacon」、GPSを利用した「LINE」によるメッセージのターゲティング配信などの告知を通じて、港南台エリアのユーザーの「友だち」追加を促してきた。配信対象の友だち数は、約2,700人となっている(3月29日時点)。

 従来のチラシを活用する販促施策では、印刷コストや新聞の非購買層へのリーチなどが課題となっていた。一方LINEでは、より手軽に閲覧されやすい環境で、効率的にチラシをユーザーへリーチさせ、集客につなげることが可能。閲覧時や来店に対してインセンティブを付与することで、チラシ閲覧や店頭でのLINEの起動を習慣化させることができる。

 来店・購買データの取得についても、LINEがもつユーザーデータと紐付けたデータ分析や効果測定が実現する。さらに、配信コンテンツのパーソナライズやエリアターゲティングの活用により、店舗の実ユーザーへ向け、効率的かつ精緻にデジタルチラシを配信可能になる。

「LINEウォレット」内へのデジタルチラシ掲載イメージ(構想)

 同社は今後も、来店計測において「LINE Beacon」だけでなく、GPSなどその他の計測機能の導入や、「LINEウォレット」内にデジタルチラシを掲載することも視野に、取り組みを続けていく。

MarkeZine編集部[著]