レストランテのシェフやウェイターが常連。そんなお店がある。 彼らが足を運ぶ理由は通常より安価でワインを提供してくれるからだ。 そのお店こそが、大阪は東心斎橋にあるワインバー「Pinot Noir(ピノ・ノワール)」。 ワイン通の間では、実に知られたお店なのだ。

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ワイン好き必見! 女性ソムリエの先駆者がオーナーのワインバー「Pinot Noir」は働く女性全員がソムリエ


レストランテのシェフやウェイターが常連。

彼らが足を運ぶ理由は通常より安価でワインを提供してくれるからだ。

そのお店こそが、大阪は東心斎橋にあるワインバー「Pinot Noir(ピノ・ノワール)」。

ワイン通の間では実に知られたお店で、オーナーの植野昌美さん(49)はソムリエとして25年のキャリアを持つ。

ワインバーを経営する女性ソムリエのフロンティア的存在だ。

リーズナブルにワインが楽しめるのは、大量にワインを仕入れるから。

店内に並ぶワインの数も相当なもの。

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ところ狭しとワインが置かれている。

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ボトルだけでなく、もちろんグラスワインやグラスのシャンパンも用意する。

値段は800円〜となっていた。

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もちろん先にビールを、という人のためにクラフトビールも。

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最初にオーダーしたのは「ヴォルネイ 2014 ミッシェル・ラファルジュ」(1万1000円)。

「チェリーのような華やかな香りと豊かな果実味があり、とてもエレガントなワイン」とは植野さん。

確かに口に含んだ瞬間、一同美味しいと大絶賛。

特にワイン通の人からのウケが良い。

程よい渋みと酸味もあって、香りも豊かだ。

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このワインは、屋号となったブルゴーニュのピノ・ノワール(ブドウの品種)。

店主が最も愛する品種でもある。

「日本の果実は糖度が重要視されますが、果実の本来は酸っぱさも甘みもあるもの」

若いから酸っぱさがあるのではなく、ワイン本来の持つ味であり、年数を置いた良いワインにも当然残る。

酸っぱさは悪いワインと勝手に決めつけていたが、いろいろと聞くうちに納得。

デキャンタによる酸化も、同じく味も香りも際立たせて滑らかにさせている。

次に注文したのは「グレ・バイ・コス・デストゥルネル 2014」(9000円)。


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「力強いながらも滑らかなタンニンを持ち、熟した果実を思わせるふくよかなワインです」

口当たりは確かに力強さを感じさせる重めのワイン。

このワイン、好きかも……。

見ればカベルネなので納得。

好みは分かれるところか。

最後に出てきたのは「ル・プティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラス・カーズ 2013」(シャトー・レオヴィル・ラス・カーズのセカンドワイン)。

お値段1万1000円。

「あふれる果実味となめらかなタンニンを持ち、バランスのとれた豊潤なワインです」

なるほど、確かにバランスが良い。

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「ファーストを知らずに、セカンドやサードを飲んでいる人はたくさんいる。
商売上、売れるからセカンドを出しているけど、造り手もプライドがあるので品質は間違いない。
プロ野球の一軍と二軍みたいな感じかな。サードはいわゆる洋服でも多いアウトレットのライン」
こう話すのは最近ソムリエを取得した友人。

高級と言われるワインはブドウの品質を保つため、不揃いのブドウはセカンドへ。

それ以下がサードに回されている。

手作業で避けているので、ファーストの値段が“それなり”なのは仕方ないのである。

安いワインは2、3年。

良いワインは5〜10年が待つのが通例で、この日オーダーしたワインは後者にあたる。

ワイン通なら「こんな安くてええの?」と驚くような価格。

これからワインの勉強をしたいという人も親切丁寧に教えてもらえるので、ぜひ寄ってほしい。


ワインバーというと敷居が高く感じがちだが、植野さんはじめ女性のソムリエはいつも笑顔を絶やさない。

肩肘はらずに来訪してもらいたい。


mato_osaka_068_image25_1577457905 ワインバー Pinot Noir(ピノ・ノワール)
[住所]大阪市中央区東心斎橋1-8-14
[TEL]06-6253-1167
[営業時間]18時〜翌4時
[定休日]日曜








加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。