好きな肉を好きな焼き加減で気軽に楽しむひとり焼肉。コロナ禍でますます需要が高まると共に人気も集めているという。入りづらい、いろいろ食べられない……実際に足を運ぶと、そんな 不安を吹き飛ばすかのようなパラダイスだった! ※取材は2020年2月に行っています。

A4、A5の希少部位も200~300円台で一切れずつ注文OK!

焼肉と言えば個人的には祭りだ。よ~し、肉行くか~! !と数人で繰り出す。セイヤセイヤ♪で、何人かで網を囲んでスタート。気分が上がるとともに戦闘モードのスイッチもオン。

なぜってほら、そこはバトルだから。アーンド、生でもあかんし、焦げこげにするなど言語道断。肉に神経を集中せねば――。

てくらいな、気分ハイな一大イベントなんだけど、聞けば世間は「ひとり焼肉」流行りだっていうじゃん。ひとり酒ならいざ知らず、それってどうなの? と早速突撃することにした。

最初に向かったのは人気店のひとつ『治郎丸新宿本店』。ガラッと入ると、立ち食いのカウンターに、ひとりで行けば自分専用のロースター。正面のネタケースにいろんな部位の肉が並び、壁には本日のお肉のお品書きの木札がずらり。

お~、コレって粋な立ち食いの寿司屋みたいで悪くない。最初に6枚好きな肉を選んで注文したら、あとはひと切れずつ好みで追加オーダー可だ。

ひと切れ30円のホルモンもあるが、目を奪われたのは左側に並ぶ200~300円台のA4やA5の国産和牛。亀ノ子、ソトモモ、ウデ、リブ芯……。う~思わず手当たり次第に頼んでしまった。

口中に赤身の旨さと甘い脂が溶ける。あう~、よい。でも次回はもう少し冷静に、部位を絞って挑みたい。

治郎丸 新宿本店@新宿

_UZC4867_1619421693 ジャーン! 上から時計回りに、牛ハラミ、タン元、リブ芯、タテバラ、ウチモモカブリ、友三角、バラ山、亀ノ子、リブマキ、ウデ、ソトモモ(190円~300円)。ご覧の通りひと切れずつ堪能可 ネタケースに並ぶサシの入った希少部位の肉が目を引く、カウンター立ち食いの焼肉店。置いてある部位は日替わりだ。

ガツ芯、ノドブエなどひと切れ30円から、200 ~ 300円台で産地も明示されたA4やA5の高級部位まで木札が並ぶ。最初に6切れ好きなものを注文すれば、あとはひと切れ単位で注文OK だ。

赤身で肉感充分なソトモモ、色が濃くて旨み充分のイチボ、サシのたまらんウデ……。オーダーすればひと口サイズにカットして提供してくれる。

あとは目の前のロースターで自分のペースで焼いてパクリ。ケースの塊肉と見比べながら楽しみたい! _UZC4891_1619421843 立ち食いで自分で焼く。気楽で敷居は高くない _UZC4807_1619421867 ネタケースはご覧の通り。サシの入り方など確認もできるぞ _UZC4831_1619421882 日替わりで木札のお品書き [住所]東京都新宿区歌舞伎町1-26-3
[電話]03-6380-3292
[営業時間]11時~翌5時
[休日]無休
[交通]西武新宿線西武新宿駅から徒歩1分 _UZC4937_1619422034 治郎丸 新宿本店

大阪直送、自慢の赤身肉盛りは確かに品よく絶品!

お次は高田馬場の『焼肉おおにし』だ。こちらもカウンタースタイルだが雰囲気はまた違う。壁面にオシャレな金魚の絵が描かれ、わりとゆったりめ目のシート。ひとりもいいが、大切な人ともありだな。

大阪発の“ほんまに旨い肉”が食べられるというこちら。頼んだのは「赤身のおおにし」なる肉盛り。おお~、見るからに上等な肉がしっかり大き目のカットで並ぶ。サシもきれいやん。

常陸牛のランプ、マルシン、亀の子、最優秀賞受賞仙台牛のブリスケ。いやいやいやいや、どれも脂がやさしく旨々でっせ。しかも、最高の焼き具合で食べてほしいってことで、わかりやすく焼き方も教えてくれるし。贅沢感高し。

カウンター焼肉専門 焼肉 おおにし高田馬場店@高田馬場

_UZC4979_1619422347 色がついたら裏返し、5~7秒。焼き過ぎずに口に運ぶ 毎日大阪から直送される肉は、ブランド牛にこだわらず、“ほんまに旨い肉”だけを目利きしてるというのがこだわり。ひとりでもふたりでも使いやすい、カウンタースタイルの焼肉店だ。

特に自慢は赤身で、まずは肉盛りがおすすめ。注文すると木のネタケースに入った見るからに上等な肉を、目の前でカットして出してくれる。肉本来の味を邪魔しないという特製のタレで味付けされた肉を、ワサビ、レモン、ニンニクチップなどと一緒に。

実際、脂がきれいで品がよく、弾力も最高な肉は旨々。カウンター越しに美味しい焼き加減も教えてくれるというのも◎だ! _UZC4956_1619422468 赤身のおおにし(亀の子、ランプ・常陸牛、マルシン、ブリスケ・最優秀賞受賞仙台牛、250g3980円)
見よ。この鮮やかさ! ひと目で旨さが直感できる肉盛り(赤身)。肉盛りはほかにホルモンや特選もあり _UZC5081_1619422520 おおにしカレー(900円)
大阪から特別に仕入れる。甘いタッチが口中でスパイシーに豹変 [住所]東京都新宿区高田馬場4-8-7 いちかわ書店ビル2階
[電話]03-6279-3727
[営業時間]18時~23時半(金・土~翌5時)
[休日]月(祝の場合は営業、翌火休)
[交通]JR山手線ほか高田馬場駅早稲田口から徒歩1分

ガシガシ自分で焼く ひとり焼肉定食もアリ

さて、次は少し趣向を変えて渋谷の『キンニクヤ』へ。ココ、店名に“焼肉定食”と冠してあるのがポイント。旨い焼肉でほかほかの白飯がっつり(く~~!)の定食メニューが充実しているなり!

店内はひとり焼肉仕様でしっかり仕切られ、落ち着いて楽しめるのもいい。で、オーダーしたのは「キンニクヤ焼肉定食」(300g・1750円なり・グラムは選べる)。

サシの入った和牛に正直少し疲れていたオレだが、ここでは基本に返って生カルビ、生ハラミ、三元豚カルビの組み合わせ。王道だわ~、シアワセ感マックス。ちなみにご飯おかわりOK!

焼肉定食 キンニクヤ 渋谷並木橋店@渋谷

_UZC5133_1619422764 キンニクヤ焼肉定食(左から生カルビ、生ハラミ、三元豚カルビ 300g 1780円)
300gはこのボリューム感だ。カルビのジューシーさ、ハラミの旨み、豚カルビの脂の甘さ。コラーゲンたっぷりの牛だしスープも付く 店名に“焼肉定食”とあるように、定食メニューが充実。ブラボーな焼肉定食各種を満喫できるのが喜ばしい。

キンニクヤ焼肉定食は、生カルビ、生ハラミ、三元豚カルビの組み合わせ。冷凍してない黒毛アンガス牛のカルビやハラミは柔らかく、とてもジューシーだ。150g・1000円から450g・2450円まで選択も可能。

いやいや和牛食べたいって人には、A5黒毛和牛セットの定食各種もあるし、単品で和牛上カルビなどを注文することも。和牛はていねいに手切りで供される。

おひとり様専用仕様で誰に気兼ねすることなく、思う存分焼肉定食の醍醐味を味わえる。 _UZC5143_01_1619422850 3種並べて食べ比べも楽し! _UZC5161_02_1619422867 焼肉丼に仕立てて食べてもよし [住所]東京都渋谷区渋谷3-15-4 アロス渋谷ビル1階
[電話]03-6427-2917
[営業時間]11時~23時
[休日]不定休
[交通]JR山手線ほか渋谷駅新南口から徒歩3分 _UZC5098_1619422960 店内はおひとり様専用仕様

おひとり様焼肉専用! 豊富なセットに50gずつの注文もOK

すっかりひとり焼肉慣れしてさらに向かったのは、店名のごとくイイね! したくなる『焼肉ライク』飯田橋店。ひとり1台のロースターやタブレット端末での注文など、ひとり焼肉にぴったりのシステムも快適。

で、注文したのは「匠カルビ&バラカルビセット」200g、ごはん、スープ、キムチ付きでなんと1070円だ。肉感たっぷりでタレも旨い匠カルビに脂がじゅわ~のバラカルビ。量もたっぷりのカルビ三昧だ。

さらに50gからのオーダーも可ってことで調子に乗って和牛も少々。あ~、満腹だけど楽しいじゃん。

ひとり焼肉、おすすめなり! _UZC5357xx_1619423006 匠カルビ&バラカルビセット(200g 1070円)
左がバラカルビ、右が匠カルビのWカルビ。ほどよく甘い脂と厚み、漬けダレもぴったりな感じで「カルビ、うめ~」と思わずライスをおかわり

焼肉ライク 飯田橋店@飯田橋

ひとり1台のロースター、独立感の強い座席で、“自分ライクの焼き加減”のひとり焼肉を楽しめるという『焼肉ライク』。

オーダーは備え付けのタブレットで、タレも淡麗あっさり、濃厚コク、焦がし味噌、レモン…と6種類あってブレンドでき、何かと自分仕様で楽しめる。

で、「和牛カルビ・牛タン・ハラミセット」200g1950円(ごはん・スープ・キムチ付)とか、リーズナブルなセットが充実。かと思えば、50gずつ好きな部位をあれこれ小皿で注文できるので楽しみ方自在。もちろん肉も旨い。

誰でも自分なりにひとり焼肉を満喫できる進化系。いいじゃん! IMG_1323_1619423079 席には無煙ロースターがビルトインされていて、火加減も自分で調整可 IMG_1337_1619423093 岩手産ひとめぼれのごはんも旨い。写真のように丼にするのも◎  [住所]東京都千代田区飯田橋4-5-13
[電話]03-3512-2929
[営業時間]11時~22時半LO
[休日]無休
[交通]JR総武線ほか飯田橋駅A5出口から徒歩1分 _UZC5365_1619423249 店には「焼肉ファーストフード」の文字 撮影/鵜澤昭彦 取材/池田一郎
※店のデータは、2021年4月号発売時点の情報です。