3月25日放送の「プレバト!!」俳句査定は、春の俳句王を決めるタイトル戦「春光戦」決勝が行われ、Kis-My-Ft2 横尾渉が優勝を決めた。今回のお題は「じゃんけん」。子どもの遊びか、「最初はグー」を生み出した志村けんさんを追悼する句に分かれる中、横尾は「野球のサイン」に発想を飛ばした“春の甲子園”句を披露し、夏井先生は「そういう発想があったか!」と大絶賛。横尾は昨年の冬麗戦以来の2度目のタイトル王者に返り咲き、「よっしゃー!」とガッツポーズで喜びを爆発。満面の笑みで優勝トロフィーを受け取った。

東国原の"志村けん"句を夏井先生が劇的添削、「全員がうなりましたね!」

今回は春の俳句王を決めるタイトル戦「春光戦」決勝が行われ、シード権を持つ梅沢富美男(永世名人)、Kis-My-Ft2横尾渉(名人6段)、千原ジュニア(4段)に加え、予選を勝ち上がった東国原英夫(10段)、FUJIWARA藤本敏史(10段)、フルーツポンチ村上健志(10段)、中田喜子(5段)、松岡充(特待生1級)、皆藤愛子(2級)、パンサー向井慧(5級)の計10人が、「じゃんけん」をお題に激突。

まず、惜しくもタイトルを逃した2位に「サザエさんに後出しあいこ吾子の春」と詠んだジュニアがランクインし、まるで優勝したかのように「うおー!すげー!」と大喜び。続いて、皆藤が8位、松岡が9位、パンサー向井が最下位に終わり、7位の発表に。

<7位>
志村けんさん1周忌
山も笑う「最初はグー」の発明者
              東国原英夫

「『最初はグー』を考えたのは志村さん。知らない若い人が多いので、ぜひ知ってほしいなと思って。本当は"山笑う"という季語なんですが、コロナが早く終わってほしいなと天国で志村さん"も"笑ってくれているんじゃないかという気持ちを入れたくて」

優勝候補がまさかの7位。しかし、昨年3月に亡くなった志村けんさんを偲ぶ気持ちにあふれた一句に、横尾は「実は僕も志村さんの句を考えたけど、全然ダメだったので提出はしなかったんです。こう書けばよかったのかと勉強になりました」、村上も「これを句にしようとした思いは、順位に関係なく素晴らしい」と評価する声が上がった。

俳人・夏井いつき先生も「お題から、ここに来るかという納得はものすごくありました」と発想をたたえたが、「考えなければいけない問題は2つあります。1つは本人も言っていた"山も笑う"の"も"。だけど、いろんな思いを"も"に託しているので、この作者の意図は尊重すべき。もう1つの問題は"発明者"です。どうしても説明臭さが残ってしまう」と解説。

<添削後>
山も笑う最初の最初の「最初はグー」

「前書き(志村けんさん1周忌)があるので、思い切ってもいいかもしれない。あえて、"最初の最初の"とやるんです」。あまりに見事な劇的添削に、東国原は「(僕には)できない。すごい!」と絶句。スタジオからも感嘆の声が次々と上がり、MCの浜田雅功も「直してもらって、全員がうなりましたね!」と夏井先生の添削力のすごさに驚いていた。

梅沢富美男も"志村忌"句で3位、夏井先生絶賛「まさに志村さんの業績や人生を表現している」

続いて、フジモンが6位、中田が5位、フルポン村上が4位となり、最後は梅沢とキスマイ横尾の優勝争いに。「お待ち遠さまでした! ようやく来ましたよ!」と自信満々の梅沢に対し、横尾は「ここまで来たら(タイトル王者の)肖像画にもう1回載りたいですね」「今回はチャンレジしました。そうじゃないと勝てないので」と優勝するために句を練ってきたことをアピール。

「第1位は...キスマイ横尾!」。

横尾が「よっしゃー!」とガッツポーズで喜びを爆発させる横で、梅沢は「よく3位まで残ったよ。東さんのあとに...」とつぶやきながらガックリ。

<3位>
「最初はグー」聞こゆ志村忌春の星
               梅沢富美男

「『最初はグー』は志村さんが流行らせた。みんなに愛された。いつかは"志村忌"になるんじゃないか。そして、生まれた時も亡くなった時も春だったんです。ですから"春の星"になっていったのではないかと」

実は東国原だけでなく、梅沢も志村さんの追悼句を詠んでいたことが判明。夏井先生は「まさか重なってくるとは思いませんでした」とびっくりしたことを明かし、「穏やかに自分の思いが伝わります。考えなければいけないのは"聞こゆ"がいるのかどうか。普通は聞こえるのが思いなので、書かないのが俳句の定石なんです。しかし、追悼の句ですし、その声がまさに今聞こえてきたと言いたいわけです」と添削の必要はないと解説。

さらに、先生は「しかも、忌日の句なのに明るさを持っている。まさに志村さんの業績や人生を表現している。何年後かには"志村忌"といえば春だねと思うはずですが、亡くなられてまだ1年ですから。それまでに、こういう句が詠まれることは大事だと思います」と褒めたたえた。

キスマイ横尾が"甲子園句"で優勝、夏井先生「そういう発想があったか!」

そして、昨年の冬麗戦以来2度目の優勝を決めた横尾の句は、お題の「じゃんけん」から野球のサインに発想を飛ばし、季語もアレンジした創意工夫に満ちあふれた意欲作だった。

<1位>
浜風光るスクイズの土埃
         Kis-My-Ft2 横尾渉

「野球でキャッチャーが出すサインが、じゃんけんに似ているな。そこから始まって、"風光る"という季語に"浜"をつけて(浜風は甲子園特有の海風の通称)。甲子園だと分かるかなとチャレンジしました」

敗れた梅沢は「大したもんだ! みんな甲子園だとすぐに分かります。心打たれましたよ」、夏井先生も「今回のお題で一番驚いたのが、いろんな発想が出るかと思ったら、子どもの遊びか志村けんさんに真っ二つに分かれました。その中で、野球のサイン。そういう発想があったか!」と大絶賛。

先生は「季語に"浜"をつけて"浜風光る"。これは成功していますが、ケースバイケースなんですよ。いつでもやっていいとは思わないでほしい。しかし、"スクイズの土埃"で野球の句だと明らかに分かります。同じようなフレーズの句は絶対にどこかにあると思いますが、この句は作者の思い通りに読者を誘導できているんです」と解説。

「"浜"と"スクイズ"で海に近いスタジアムかもしれない。"土埃"でひょっとしたら甲子園かもしれない。そうなると春の選抜かもしれないと、作者の思った方向に引っ張ることができている。確実に詠んでくれました。作者が横尾さんだと分かって、本当に頑張っているなと思いました。直しはいりません!」

先生のお褒めと激励の言葉をうなずきながら聞いていた横尾。最後はMC浜田からトロフィーを受け取り、満面の笑みで2度目の優勝を噛み締めていた。

そして、今回の4位までが秋のタイトル戦の予選が免除されるシード権が与えられ、なんと次回の夏のタイトル戦・炎帝戦は「参加資格は"才能アリ"経験者200人以上」「俳句の募集は2か月間、優秀上位10人がスタジオに呼ばれる」「お題はTシャツ」という新ルールで行われることが決定。これまでのタイトル戦は名人・特待生のみで行われてきたが、"才能アリ"経験者なら誰でも参加可能になり、プレバト俳句戦国時代が到来することになった。

<春光戦2021 決勝 結果発表>
第1位 横尾渉(Kis-My-Ft2)
第2位 千原ジュニア
第3位 梅沢富美男
第4位 村上健志(フルーツポンチ)
第5位 中田喜子
第6位 藤本敏史(FUJIWARA)
第7位 東国原英夫
第8位 皆藤愛子
第9位 松岡充
最下位 向井慧(パンサー)

     ◇

さて、次回は4月8日(木)よる7時放送!
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次回の俳句のお題は・・・

8日(木)よる7時から お楽しみに〜! 【動画はこちら】

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