6月19日放送の「日曜日の初耳学」に女優の松たか子が登場。歌舞伎界の名家に生まれ、自身も女優・アーティストとして活躍する松に、林先生がインタビュー。松は時おり涙も見せながら、原点である舞台や父への思いを打ち明けた。

■「こういう仕事を父はやっていたのか」

女優を目指したきっかけは小学6年生の時、父・二代目松本白鸚が主演を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」を見たことだったという。当時、父方の祖母が危篤状態。白鸚は疲労感を滲ませながらも舞台に立っていた。

「疲れている状態の父を舞台上で初めて見て、すごく一瞬腹が立ったというか。こんな姿で舞台に立ってほしくないと。でも次の瞬間、ボロボロになっても風車に走っていくドン・キホーテに見えた気がして。お客様からもあたたかい拍手をいただいて、『こういう仕事を父はやっていたのか』と思ったんです」という松。父の人生と演じる役柄が一つになったとき、決意が固まったことを回想した。

このエピソードについて、林先生はスタジオであらためて「お父さんのベストではない舞台を見たときに『これが役者という仕事か』と思ったという感性。そういう優れた部分が芯にあって、今の活躍に繋がっているなっていうことを強く感じました」としみじみ語った。

■「歌手の方々の力を感じることができた」

アーティストとしては1997年にメジャ―デビューし、その年にNHK紅白歌合戦にも出場。2014年には映画「アナと雪の女王」で主人公のエルサの声を演じ、主題歌「Let It Go」を日本人として初めてアカデミー賞授賞式のステージで歌唱を披露した。

アーティストとしても華々しい経歴だが、松は「歌は好きなんですけど歌手になりたいかっていうとそこまでじゃなかったかもしれないです」と告白。1996年に19歳で紅白歌合戦の司会を務めた経験を振り返り、「お芝居は2時間3時間与えられるけど、歌は1曲1分半とか。その中で出し切るっていう歌手の方々の力を感じることができたのはすごくいい経験でした」と語った。

女優としての最新作は、公開中の映画「峠 最後のサムライ」。幕末明治維新期の知られざる偉人・河井継之助(役所広司)の妻・おすがを演じている。

継之助について「こんなカッコいい人がいたんだ!」という驚きがあったという松。作品について「映像になった時の役所さん、もちろん重みはあるんですけど、思っていたよりとっても軽やかな人物像で。"家庭人"としての継之助さんの顔も楽しんでいただけるのでは」と見どころを語った。

■父・白鸚への思いあふれ...涙も

7月からは、野田秀樹演出の舞台「『Q』:A Night At the Kabuki」に立つなど、舞台は松にとっての原点。中でも、1969年から続く白鸚のライフワーク「ラ・マンチャの男」は、松が役者を志した作品でもあり、初めて出演したミュージカル作品でもある。松にとっても大切なその作品に終止符を打つ最後の公演が今年2月、ついに始まった。

だが、コロナ禍の影響で千秋楽を迎えることなく中止に。松は「私から(共演者に)メッセージを転送するからって言ったら、本来の千秋楽であった日に父から『千秋楽おめでとう』って。実現しなかったけど今日は千秋楽でした、みんな、おめでとう、って。そういう言い方をする人ですね」と父・白鸚とのエピソードを明かし、涙をあふれさせた。

人生には、自分ではどうにもならない苦難がある。インタビューの最後、松はその苦難を乗り越える考え方にも言及。「時間は止まらない。いっぱい文句を言ったりネガティブな発言をしても過ぎていくし、前向きに過ごしていても過ぎちゃう。その時間も"過ぎていくもの"として過ごしていけば、悪い時間も長くは続かないし、逆にいいことも長くは続かない。自分をよくするために時間を使えたらいいのかなと思います」と語り、笑顔を見せた。

6月19日放送「日曜日の初耳学」より、
松たか子が自身の女優としての原点を語った<インタビュアー林修>
<林先生が気になった2022年上半期5大ニュース>
LINE活用術を取り上げた<初耳トレンディ>
がそれぞれTVerで放送から1週間、見逃し配信中!

また、<インタビュアー林修>から、現代最強マーケター・森岡毅登場回(2021年11月放送)と、イェール大学助教授・成田悠輔登場回(2022年4月放送)をTVerにてプレイバック公開中!
<インタビュアー林修・前編>森岡武 登場回【TVer】
<インタビュアー林修・前編>成田悠輔 登場回【TVer】

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
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