1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

もうすぐ帰省シーズンがやってきますが、故郷へのおみやげに頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

なんせ実家の親ときたら、うまいだのまずいだの、安そうだの高そうだのうるさいですからね。

そこでおすすめしたいのが、ぐうの音も出ないほど超老舗の名物。

200年以上前から評判の名物に、どうこう言うのは勇気がいりますから。

消費期限がたった2日のくず餅

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

というわけでやってきました、江東区亀戸。

この天神橋から歩いて10数秒のところに、その老舗はあります。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

文化二年(1805年)創業の「船橋屋」、亀戸天神前本店です。

文化二年といわれてもよくわからない人のために説明しますと、江戸幕府がロシアからの通商要求を拒否した年ですね。まあ、いまWikiを見たんですけどね。

下総出身の勘助という人物が開店させたそうです。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

この船橋屋の名物が、くず餅。関西の「葛餅」とは別物です。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

小麦粉のでんぷん質を乳酸発酵させ、じっくりと熟成。その期間はなんと450日にも及びます。

そしてここ亀戸で蒸し上げられて提供されるわけですが、添加物ゼロのため、消費期限はたったの2日!

450日かけてつくられたというのに、消費期限がわずか2日間……。何やら江戸の粋が感じられます。

さてこの消費期限の短さは、ちょっとおもしろい事態を引き起こしています。

亀戸で蒸し上げて、それから2日間の消費期限なのですから、店舗販売で全国的に流通させるのは不可能。創業してから210年以上経っているというのに、全国的には船橋屋のくず餅を食べたことのない人が大多数なんです。

「おみやげに船橋屋のくず餅を買ってきたよ」

「船橋屋のくず餅? 食べたことないなあ」

「創業は1805年なんだけど――」

※ここで熟成450日と消費期限2日の話を。

「なんだって!? そりゃありがたい!」

……とまあ、こんなふうになるかどうかはわかりませんが、プレミアム感があるのは確かですので、間違いのないおみやげになるのではないかと。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

サイズ違いで5種類のラインアップが用意されています。

■カップ(1人分)450円

■小箱(1〜1.5人分)760円

■中箱(2〜3人分)870円

■大箱(4〜5人分)1,080円

■特箱(6〜7人分)1,300円

船橋屋の店舗は本店を含めて都内近郊に5店、他に売店が19カ所あります。大丸東京店の1階の売店などは、帰省のおみやげを買うのにバッチリではないでしょうか。

おみやげ推ししてきましたが、もちろん店内でも食べられます。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

店内は2016年11月に改装。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

くず餅だけでなく、あんみつ等のいわゆる甘味処のメニューがそろっています。

おっと、くず餅の味について触れるのをすっかり忘れていましたが、これがもう絶品です。心地よい歯応えはくせになりますし、こだわりの黒蜜ときな粉は甘いだけでなく、独特の風味で飽きさせません。

特に黒蜜に関しては老舗らしいエピソードが。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

この「屋橋船」を書いたのは、かの吉川英治です。

吉川英治は食パンに黒蜜を塗って食べるのが好きだったそうで、あちらこちらの黒蜜を試した結果、ここ船橋屋の黒蜜にたどり着いたのだとか。

で、常連になり、当時の店主に看板の書を依頼されて……というわけです。

他にも文豪がらみのエピソードがあり、芥川龍之介、永井荷風の作品に船橋屋が登場しています。

店頭を訪れたらかき氷を

さてそんな船橋屋ですが、じつは毎年、夏季にはかき氷を提供しています。今年は6月1日にスタートしました(9月30日まで)。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

こちらは一番人気の宇治金時(900円)。

薄く削られたふわふわの氷に、別容器の抹茶とあずきをかけて……。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

さっぱりとした爽やかな甘さで、いくらでも食べられる! おかわり! ……といきたいところですが、量が、量が多いです。

1人はくず餅、1人はかき氷といった感じで、シェアして食べるお客さんが多いとのこと。もちろん取り皿もスプーンも出してくれます。

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

食べ終えるとカードにスタンプを押してもらえました。

船橋屋では昨年から、スタンプラリーを実施しているそうで、6つスタンプを貯めると、シークレット味のかき氷が1杯、無料プレゼントされます。

スタンプカードのシェアも可能で、たとえば7人で行けば、その場でシークレット味の1杯が無料ということになります。7人で7杯は量が多いと思いますけどね。

そしてこのスタンプラリーは1周じゃ終わりません。2周するとさらに特別なシークレット味かき氷が……!

なんと今年、すでに2周しているお客さんもいるそうです。

以上、船橋屋亀戸天神前本店からお伝えしました。

皆さん、どうかよい夏を!

お店情報

船橋屋 亀戸天神前本店

住所:東京都江東区亀戸3-2-14
電話番号:03-3681-2784
営業時間:9:00〜18:00【お召上がり】9:00〜17:00
定休日:無休
ウェブサイト:くず餅 くずもち あんみつ みつ豆の元祖くず餅船橋屋公式サイト

www.hotpepper.jp

※この記事は2017年7月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。

書いた人:秋葉実

1805年創業、帰省のおみやげに船橋屋のくず餅はいかが?【かき氷も大好評】

山形県出身、さいたま市在住。もつ焼き屋で呑むのが心の底から楽しい意識低い系で、好きな酒類は日本酒。昭和48年生まれなので2000年頃のケータイメアドは「akb48@キャリア」でした。撮影集団「team GAM」に所属しています。料理はできません。

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