海岸に自生する野草「ボタンボウフウ」の栽培が、喜界町で広がっている。東京の企業が、葉に血糖値の上昇を抑える成分があることに着目。健康維持に役立つ機能性表示食品の開発を進めており、「喜界産」ブランドにつながるとして農家も後押しする。 開発に取り組むのは、健康食品製造・販売の「ビーエイチエヌ」。2013年、同町阿伝の小学校跡地に「喜界島薬草農園」を立ち上げた。農家からボタンボウフウの生葉を買い取り、乾燥させて粉末にした後、健康食品の原材料として島外へ送っている。 栽培農家でつくる生産組合の矢竹昭吉組合長(61)=同町羽里=は今期、1.1ヘクタールの畑で生葉700キロを収穫。「高齢農家が多い島では大事な収入源になる。全国に喜界産ボタンボウフウが広まれば、やる気、活気も生まれる」と期待を寄せる。