大型の台風18号は17日午前11時半ごろ、南九州市付近に上陸し、昼すぎにかけ鹿児島県内を通過した。各地で建物被害やのり面の崩落があったほか、停電は一時最大2900戸に上った。交通は午前を中心に乱れた。県によると、午後8時現在、けが人の通報はない。 鹿児島地方気象台や県によると、出水市で1時間雨量71ミリの非常に激しい雨を観測。肝付町や薩摩川内市甑島で、14日からの総雨量が250ミリを超えた。 最大瞬間風速40メートルの非常に強い風を観測した西之表市では、3階建ての雑居ビルで外壁の一部が強風で剥がれてて落下。市営住宅の屋根も一部破損した。鹿児島市内の2カ所では、のり面が崩落した。 県本土と離島を結ぶ海の便は軒並み欠航。鹿児島空港発着の航空便は100便以上が欠航しており、18日も一部の便に影響が残る。 九州新幹線、鹿児島市電・市バス、一部路線バス、桜島フェリーは17日午後に順次、運転を再開した。終日運休したJR在来線のほか、肥薩おれんじ鉄道も、18日始発から通常運行する見込み。九州電力鹿児島支社によると、高圧線の損傷による停電は17日午後7時までに全て復旧した。 台風18号は鹿児島を通過後、高知県に再上陸した。17日午後9時現在は、兵庫県付近を時速50キロで北東に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は30メートル。鹿児島県全域は18日午前0時までに風速15メートル以上の強風域を抜ける見通し。台風は同日午後、北海道付近まで北上するとみられる。