船橋出身で在住の女子高校生バリスタとして売り出し中の鮫島椰以(やい)さん(17)が5月15日〜22日の8日間、「現役高校生(JK)“心とコーヒー”のめぐり旅」と題したコーヒー行脚の活動を行う。(船橋経済新聞)

 女子高校生バリスタの鮫島椰以さん

 鮫島さんは、法典西小学校、行田中学校を卒業し、現在は都内の通信制高校に通う現役高校生。「小学校・中学校ではクラスの子たちとなじめなかった。都内の高校に行けば刺激があるかと思ったが、やっぱり同じ。早く社会に出て仕事をしたかった」と振り返る。

 学校になじめなかった鮫島さんの転機は、「気分転換に」とホームステイした岩手県だった。以前バリスタとして勤務していた父の友人からコーヒー豆の焙煎(ばいせん)やラテアートを教わったのがきっかけでコーヒーに目覚めたという。母に布のフィルターで抽出する「ネルドリップ」を習い、自宅で紙フィルターの抽出「ペーパードリップ」の練習を重ねた。分からないことは知り合いに聞き、本を読みあさり知識を深めたという。

 鮫島さんの努力を見て、西船橋の路地裏でコーヒー屋台「Kakuya Coffee Stand」を経営する蘆田格也さんが、自身の手掛けた2号店「Cannes×Kakuya Coffee Stand」(船橋市西船5)での手伝いを許可。蘆田さんの勧めで、ハンドドリップコーヒー日本一を決める大会「JHDC(ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)」に鮫島さんは最年少バリスタとして出場。本選出場は逃したが、検討を認められて本選会場での「ふるまいコーヒー」を来場者に入れる名誉を得た。

 今回の行脚活動は、「コーヒーには常に新しい発見がある。最初、おいしくない飲み物だと思っていた私は、コーヒーの甘さを知ったのが発見の原点。もっとたくさんの発見や出会いを経験したい」と企画した。

 5月15日に船橋を出発。福岡、大阪、兵庫、京都、神奈川で街歩きを兼ねて各地のコーヒー店を1日4〜5店程度訪問する予定。各店で許可を得て、バリスタの思いと店を訪れる客の思いをリポートし、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、ライブミーなどのSNSを活用して情報発信するという。アカウントは「jkcoffee_yai」で統一。ライブミーでは動画の生配信も予定しているという。

 「訪問先の地域はほぼ決めているが、細かいところは調整可能。女子高校生バリスタに会ってみたい、興味があるという方はSNSでご連絡いただければ」と鮫島さん。「現役高校生の私が各地のコーヒー店を回っていくことで、『コーヒーは大人の飲み物』という常識を覆して、本当のコーヒーを広められるようになりたい」と意気込む。