京都市伏見区の向島商店会の一角に8月17日、訪問看護ステーション「まちの保健室」(京都市伏見区向島四ツ谷池)がオープンする。(伏見経済新聞)

 経営は健幸プラス。向島ニュータウンは昭和40年代から50年代にかけて造成された集合住宅。最盛期の2万人から1万2000人へと人口減少が著しく、それに伴い高齢化も進んでおり、医療や介護福祉などの地域課題を抱えている。

 同社は2014年、提携する「むかいじま病院」の管理栄養士が監修する「健幸弁当」の配食サービスを同病院の患者向けにスタートし、食生活から地域の健康を支えてきた。

 同社社長で看護師・保健師の大濱育恵さんは「この地域が抱える単身高齢者の偏った食生活の問題を、医療現場や健康相談支援の場で目の当たりにして、それを改善することを目的とした、病院監修の配食サービスを始めた」と振り返る。

 大濱さんは「配食サービスは、これまで提携しているむかいじま病院の患者向けのサービスだった。今回から弁当会社と提携したOEMの製造ラインも加わることで、生産性を高めてより地域の一般住民の方への配食サービスも始める。病院が監修している『食べておいしい減塩食』が特徴」と話す。

 今後については、「病院と介護福祉が連携することで、在宅医療や介護と慢性病などのケアがスムーズになるなど、地域と医療をつなぐ新しい介護福祉の仕組みが作れる。訪問看護などを通して、病院だけではカバーできない細やかな健康管理サービスの仕組みづくりを進めていければ」と大濱さん。