京都府立京都すばる高校(京都市伏見区向島西定請)の生徒が9月の完成を目指して、向島(むかいじま)地域の「観光まち歩きマップ」を作成している。(伏見経済新聞)

同校は商業と情報の専門学科を持つ全日制の府立高校。商業科には「企画科」「会計科」「ビジネス探求科」があり、企画科では「地域活性化」をミッションにした課題に取り組んでいる。

 企画科の課題研究「地域産業研究班」は、リーダーの西田美結さん、副リーダー舟橋郁弥さん、米本梅葉さんら12人が、「マップ作成班」「ツアー企画班」「生徒商業研究発表大会出場班」の各チームに分かれて活動している。

 同企画は、地域活性化で連携する京都文教大学・総合社会学部の杉本星子教授や中嶋農園の提案で、「向島には若者を集める魅力があるのではないか?」という仮説を立て、4月にスタートした。

 マップ班では、太閤堤や観月橋など向島地域の歴史を研究。地元の農家や飲食店らとも連携し、食べ歩きできる情報も取り入れている。一方で伏見区の市民参加型イベント「ふしざく」にも参加。市民らから、幅広くアイデアや意見を募るなどして、マップづくりを進めてきた。

 西田さんと米本さんは「マップではQRコードをスマホで読み込むと、ユーチューブで観光案内の動画が見られるのが特徴の一つ。高校生視点で見た向島の魅力を動画でも楽しんでいただけたら」と解説する。
 同企画では、10月1日にマップと連動した「向島観光ヘリツアー」も行う。ツアーは、「まち歩きツアーで向島を散策」「種智院大学食堂で空海にちなんだ精進料理を食べる」「観光ヘリで向島の上空散歩」など、向島の魅力を満喫できる。

 同校の小川建治教諭は「学校外で地域のいろいろな方と接していくことで、実社会に貢献する経験を積める。今後、外国人の観光に対応できるマップも作りたい」と話す。

マップは9月上旬に完成予定。ツアーの詳細は後日、学校ホームページやチラシなどで発表する。