ウミネコの飛来地として知られ国の天然記念物にも指定されている蕪島にある蕪嶋神社(八戸市鮫町)の例大祭が4月14日に行われた。(八戸経済新聞)

 蕪嶋神社は社伝によれば1269年に江ノ島弁才天を勧進したのが始まりとされている。毎年大勢の人でにぎわう恒例の「蕪嶋まつり」は新型コロナウイルスで開催中止となったが、神事である「旧暦三月三日 例大祭」は、感染症対策を万全にし関係者のみで執り行われた。

 蕪嶋神社の社殿は2015(平成27)年11月5日に火災により焼失、今回は新社殿再建後2度目の例大祭となった。

 例大祭では蕪嶋神社新社殿で、参加者一同がお祓いを受け、1年ぶりに本殿の扉が開かれた。祝詞には「新型コロナウイルス退散」の願いも込められた。要所に蕪嶋神社らしく、鮫神楽連中の皆さんによるおはやしが流れ、氏子総代・奉納者・関係者からの玉串奉奠が行われた。八戸焼窯元渡邉真樹さん製作した緑風花器一対と和太鼓が奉納され、和太鼓奏者の大多和正樹さんによる令和神太鼓も披露された。

 蕪嶋神社宮司の野澤俊雄さん「今回2回目の例祭で、焼けてしまった神太鼓の奉納、八戸焼の花器の奉納を含めて、また神様にひとつ昔に戻せることができたかなと思った。コロナが収まったら、皆さまにも中に入っていただけるようになると思う」と話す。