八戸地方に伝わる「加賀美流騎馬打毬(かがみりゅうきばだきゅう)」の開催などを支援するため、「南部打毬を支援する会」(工藤義治代表)では、同打毬が開かれる8月2日に募金活動を行う。(八戸経済新聞)

 騎馬打毬はポロに似た競技で、2メートルほどのまりづえを持った乗り手が紅白に分かれ、まりづえでそれぞれの色の門にそれぞれの色のまりを入れる。同騎馬打毬は1827年に八戸藩第8代藩主南部信真(のぶまさ)公が奉納したのが始まりといわれ、八戸三社大祭には1833年から参加、1972(昭和47)年には青森県無形民俗文化財にも指定されている。現在、国内では宮内庁、山形市、八戸市にだけ残る。

 全国的にも珍しい武技であることから、八戸三社大祭期間中に長者山新羅神社(八戸市長者1)で行われる同打毬には全国から大勢の観客が訪れ、カメラに収めようとする写真愛好家やファンから盛んに歓声が送られる。一方で、馬の確保や管理、馬具の維持、会場の手入れなど同騎馬打毬を取り巻く環境は年々厳しさを増している。

 「南部打毬を支援する会」はこのような現状を支援しようと2年前に設立。通年の支援金の受付、会場での募金活動、会ウェブサイトでの活動PRなどを通じて、騎馬打毬と徒打球(かちだきゅう)の継続や会場となる境内の「桜の馬場」の整備などを継続的に支援している。

 同会の工藤さんは「1年に1度行われる8月2日には、興味のある方はぜひ見に来てほしい。会場で募金活動を行っているので少額でも寄付をいただけるとありがたい」と呼び掛ける。

 同会は今後も活動を継続的に行い騎馬打毬の認知度を上げ支援の輪を広げていく。