八戸の長者山新羅神社(八戸市長者1)境内で7月22日から、「八戸童話会」(柾谷伸夫会長)が口演童話「森のおとぎ会」を開いている。(八戸経済新聞)

 同おとぎ会は、1924(大正13)年の八戸大火で焼け出された子どもたちのために始められ、今年で94回目となる。おとぎ会では境内の「おとぎの桜」の木の下で絵本や童話の朗読、昔話、創作話などを読み聞かせる。話主は大人15人、子ども話主も3人いる。子どもの頃に聞きに来て大人になってから話主になる人もいる。

 「最盛期の昭和30年代には600人が集まったが、最近は少子化の影響で少なくなった。それでも晴れなら100人〜150人位は集まる」と柾谷会長は話す。

 23日は、あいにくの雨で屋内の「参集殿」での開催となったが、親子連れなど約50人が集まり、話主の巧みな口演に聴き入っていた。話を聞いた小学生の女の子は「小さい頃から来ている。いろいろな話しが聞けて楽しい。一番好きなのは昔コ(昔話)、普段聞けないので」、小学生男子は「早起きは苦手だけど頑張って来た。同じ小学生なのに話している子もいてすごいと思った」とそれぞれ感想を話す。

 柾谷会長は「これだけ長いこと続いているということは、一つの文化として八戸に根付いているということの証し。先人たちの努力があってのことなので、私たちはこれを後世に伝えなければと思う」と継続の大切さを話す。

 開催時間は5時30分〜6時40分。無料。28日まで。