八戸市庁舎前市民広場で8月5日、「八戸三社大祭 市政施行88周年・ユネスコ無形文化遺産登録記念祭」が開かれた。(八戸経済新聞)

 鏡開きの様子

 同イベントは、昨年12月に「八戸三社大祭」を含む「山・鉾(ほこ)・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録された事を受け、八戸三社大祭の会期を1日延長する形で開催。

 約300年の歴史を持つ八戸三社大祭は、地域単位の山車組が長きにわたり地域に根ざして山車作りを続けてきたことが国際的に評価され、青森県内には「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多」など多くの夏祭りがある中で唯一の無形文化遺産登録となった。

 同記念祭は、八戸市が1929(昭和4)年の市制施行から今年で88周年となることから、八戸の「8」にちなみ「八戸市政施行88周年」も併せての祝賀となった。

 記念祭では17台の大型山車を展示し、ステージでは全27組の山車組関係者や市民が見守る中、郷土芸能の「高舘駒踊り」、「重地太神楽」の披露やセレモニーを開催。山車組の木やり音頭も披露され、お祝いムードに包まれた。鏡開きの場面では、木やり音頭の「やーれこりゃのせ」の掛け声に合わせて酒だるに木づちを打ち込むと、歓声や拍手が沸き起こった。

 フィナーレでは会場に詰め掛けた大勢の市民と関係者が共に万歳を三唱し、八戸のみならず日本の山車行事の宝となった八戸三社大祭を祝った。

 八戸三社大祭山車祭り行事保存会の小笠原修会長は「ユネスコ登録の元年ということで記念祭を迎えることができ本当にうれしい。八戸三社大祭は市民の宝。この宝が世界の遺産として認められ、観光振興はもちろん、今後も保存と継承が車の両輪のように一緒に前に進んでいけたら」と笑顔で話す。