浜松・北寺島町の浜松科学館(浜松市中区北寺島町、TEL 053-454-0178)1階特設会場で現在、「浜松科学館夏の特別展 深海アドベンチャー」が開催されている。(浜松経済新聞)

 有人潜水調査船「しんかい6500」模型

 浜松近辺に大きな水族館がなく、夏休みに海の生き物に触れてもらおうと企画した同展。

静岡県には日本一深い駿河湾があることや近年深海生物への注目度も上がっていることもあり、深海の謎や神秘について来場者に学んでもらおうという思いもある。同展では深海の生物が鑑賞できるだけでなく、深海探査の模型展示や説明、体験・ワークショップを通して楽しみながら深海について学ぶことができる。

 生きている深海生物7種類に加え、模型や標本など約100展を超える展示物を用意。海の掃除屋さんと呼ばれる「オオグソクムシ」や、刺激を受けると体から大量の粘液を出す「ヌタウナギ」など珍しい生き物を展示する。ほかにも、全長2メートルの「タカアシガニ」標本、全長16メートルの「ダイオウイカ」模型など迫力ある展示をそろえる。標本の展示物には番号を振り、振られた番号順に映像で説明も行う。

 深海探査コーナーには有人潜水調査線「しんかい6500」の10分の1模型や無人潜水船「かいこう7000‐II」の模型を展示。人類がどのように未知の深海に挑んでいるのか、どのような方法で探査が行われているのかを映像やパネルを通じて紹介する。潜水調査船の母船や地球深部探査船などり、深海探査の迫力やスケールの大きさを伝える展示も行う。

 体験コーナーでは、潜水調査船を再現したコックピットや水圧体験コーナーなどを設置。触ったり動かしたりして体感できることから、子どもに人気があるという。ほかにも自分で描いた魚がスクリーン上で泳ぎだす「お絵かき 深海水族館」(100円)やダイオウイカやメンダコなどの型から作る「深海生物ストラップづくり」(200円)のワークショップ型体験コーナーも用意する。

 「深海は宇宙のように謎が多く、解明されていないことが多い。人類が深海の神秘にどのように挑んでいるかを分かりやすく説明しているので、体験コーナーも含め楽しみながら学んでいただけたら」と館長の鶴田雅之さん。「本年度で浜松科学館はリニューアルのために一時閉館する。大人の方にとっては子どものころに来た科学館の姿がなくなってしまうので、この機会に常設展に親子そろって来ていただければ」とも。

 開催時間は9時30分〜17時。入場料は、一般=1,000円、中学生以下=500円。8月27日まで。