宮中で皇位継承に伴う祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」が執り行われる当日の11月14日、「大嘗祭当日祭」が伊勢神宮125社で執り行われている。(伊勢志摩経済新聞)

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 今では国民の祝日「勤労感謝の日」となっている11月23日、天皇陛下は、新穀を神々に供え自らもそれを食し、神々に感謝し、五穀豊穣(ほうじょう)、国家の安寧、世界の平和を祈る「新嘗祭(にいなめさい)」を毎年執り行っている。即位後初めて行う一代一度の「新嘗祭」が「大嘗祭」だ。

 この日の伊勢地方は早朝から雨が降っていたが日の出時刻にはやみ、日中は青空と太陽が時折顔を出す天気。4時から「外宮(げくう)豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」で、11時から「内宮(ないくう)皇大神宮(こうたいじんぐう)」でそれぞれ、神饌(しんせん)を奉納する「大御饌(おおみけ)」が、その後束帯に太刀を携えた勅使が宮中より発遣され、それぞれで7時からと14時から「奉幣の儀」が執り行われ、外宮・内宮でそれぞれの祭典を神宮祭主で天皇陛下の妹の黒田清子さんが奉仕した。

 天皇皇后両陛下は11月22日・23日、即位の礼と大嘗祭が執り行われたことを皇祖神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)に報告する「親謁(しんえつ)の儀」に臨まれるため、天皇皇后として初めて伊勢神宮を参拝する。その際には、天皇陛下しか着用できないという装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を、皇后陛下は十二単(ひとえ)を着用され、天皇陛下は馬車で、皇后陛下は御料車で参拝される。