石巻で演劇や音楽を楽しむイベント「R」が7月29日・30日の2日間にわたって開催される。(石巻経済新聞)

 「R」vol.13出演の劇団メンバー(IRORI石巻で)

 「R」は石巻で行われている音楽や演劇の企画。「地元でもっと文化の遊び場をつくりたい」と、石巻市出身の矢口龍汰さんが継続的に開催している。

 vol.13となる今回は、ISHINOMAKI2.0が主催する「STAND UP WEEK 2017」のプログラムとして、IRORI石巻(石巻市中央2)で公演が行われる。

 演目は劇団キコ/qui-co.による芝居と、音楽ユニットBLASHによる歌で構成される「Water」。作・演出は同劇団を主宰する小栗剛さん。「銀河鉄道の夜」(作・宮沢賢治)をモチーフに、2014年から小栗さんが石巻各地への取材を重ねて書き上げた。旧北上川河口にある島(中瀬)を舞台に、鉄道ではなく小舟に乗って北上川と時間をさかのぼるシーンなどがある。

 2016年夏に初めて石巻で上演され、再演のリクエストが多かったことから、2017年2月には東京でも上演されている。

 小栗さんは「北上川を背景に、石巻の真っ暗な夜と銀河に祈りを込め、原作を大胆にアレンジした。銀河鉄道の夜が好きな方も知らない方も、演劇が好きな方も音楽が好きな方も、何もかも嫌いな方も、みんなで楽しめる作品。どうして『銀河鉄道』が『Water』というタイトルになっているのか、そんなところも楽しんでもらえるとうれしい」と話す。

 「R」を主催する矢口さんは「夏祭りの川を舞台にした原作『銀河鉄道の夜』は、石巻の川開き祭りと近い雰囲気がある。宮沢賢治は北上川でつながる岩手県花巻市から石巻を訪れたこともあり、ご縁がある。この物語を通じて、子どもたちに川の歴史や鎮魂の祈りを残していきたい」と話す。

 開演時間は、29日=18時30分、7月30日=15時30分。開場時間は開演の30分前で、上演時間は1時間40分を予定。チケット料金は2,500円。予約は「R」公式サイトで受け付けている。