板橋区立東板橋図書館(板橋区加賀1)で10月22日、板橋区在住のアート作家・猫沢八郎さんがワークショップ参加者と共同製作したアート作品を紹介する「旅する不思議な水族館」展が始まる。(板橋経済新聞)

 10月20日まで展示した180センチ×360センチ超の「えんきり絵の木」

 猫沢さんは「白線画家」の肩書で絵画制作にとどまらず、雑貨制作やテキスタイルデザイン、モーションピクチャーの動画作品や電子書籍出版などマルチに手掛けるクリエーター活動の傍ら、「ダイバーシティウォールパズルアート」や「猫八水族館」と名付けた独自の共同製作ワークショップを板橋区や練馬区の地域イベント、新宿区の福祉イベントなどで展開している。

 今回の展示作品は、新宿区障害者福祉協会によるイベントや、板橋区立熱帯環境植物館や高齢者向けの通所介護施設「デイサロン凛」など板橋区内各所で行ったワークショップで参加者と共同製作したもの。今年8月の熱帯環境植物館水族館エリアでの展示を皮切りに、赤塚公園サービスセンターや児童館など区内各所を「旅する不思議な水族館」のタイトルで巡回し、板橋区議会の議長室でも一部を常設展示している。

 東板橋図書館では、10月14日に地域振興イベント「いたばしものがたりプロジェクト」と共催でダイバーシティウォールパズルアート「みんなでつくる!!えんきり絵の木」ワークショップを行い、15日〜20日は同館1階児童書コーナーで完成作品の展示を行った。

 東板橋図書館職員の柿堺(かきざかい)泉さんは「展示期間中、おはなし会やミニ・ボローニャブックフェア、キッズうんどう教室など、幼児や低学年児童向けのイベントが続くタイミングでの開催になった。修繕工事で展示最終日の翌日から1カ月以上休館になるので、いつもと雰囲気の違った児童書コーナーに大勢の方に足を運んでもらい楽しんでいただければ」と話す。

 猫沢さんは「『旅する不思議な水族館』は現在ほかの展示先を募集している。大勢の人たちと作り上げた作品が板橋区内にとどまらず泳ぎ回ってくれたらうれしい。今年は特に精力的に動いていて、11月に銀座・奥野ビルで行う個展に向けた弾みになれば」と期待を寄せる。

 開館時間は9時〜20時。第3月曜と月末最終日休館。12月1日まで。