いわき市を中心とした福島県浜通りで新規に事業を始める人やまちづくりに取り組む団体を参加者全員で応援するイベント「浜魂(ハマコン)」が7月26日、久之浜地区の「浜風きらら」(いわき市久之浜町久之浜北町)で開催される。(いわき経済新聞)

 第20回浜魂(ハマコン)「おでかけ浜魂」in久之浜チラシ

 通常はいわき市の中心部・平地区で行っているが、今回は「おでかけ浜魂 in 久之浜」として、いわき市最北端の久之浜地区で行う。「おでかけ浜魂」としてイベントを行うのは、昨年7月にいわきの山間部、田人地区で開催して以来2回目。地区を変えて行うことで、東京23区2個分という広さのいわき市の、それぞれの地区のキーパーソンを発掘し地区を越えてつながるのが狙い。

 会場となる「浜風きらら」は、久之浜町のコミュニティー商業施設として今年4月にオープン。商工会議所をはじめ、いわき市内の事業者やNPOなど9団体が入居し、カフェや食事処、美容室などを営業している。登壇者の一人、井出拓馬さんは、いわき市で発掘された恐竜「フタバスズキリュウ」をモチーフにした、たい焼きならぬ「海竜焼き」を同施設で販売する傍ら、水産加工会社も経営する。「浜魂」では水産加工業で向き合っている課題「さんま加工で捨てる部位を価値あるものにするには」というアイデアを募る。

 いわき市久之浜地区は市を代表する漁業の町の一つだったが、2011年の東日本大震災時に津波の被害を大きく受けたうえ、直後に火災も発生したことで町全体が大きな被害を受けた。震災から6年以上が経過し、防潮堤や宅地造成などハード面での整備が進む中、同地区では新たにまちづくりに取り組む人たちが増えているという。

 「浜魂」では、登壇者が自身のプロジェクトを3分間でプレゼンテーション。会場の参加者がプロジェクトに対するアイデアを出し合い、登壇者はそのアイデアを自身の次のステップへつなげていく。今回の登壇者は、全員が地元久之浜から手を挙げた。

 登壇者とテーマは以下。根本重和さん=人口減少、少子・高齢化が進む地域で公共交通を再生させ、地域住民の協力を育むには、遠藤諭さん=一流の人間力を育てるためのまちづくり、井出拓馬さん=さんま加工で捨てる部位を価値あるものにしたい、渡邉敬介さん=地元の魅力を地元の人に知ってもらうためには。(以上、登壇順)

 開催時間は、19時〜20時30分。参加費は1,000円(大学生以下500円、高校生以下無料)。自由参加の交流会は20時30分〜21時30分。参加費500円。