金沢の「日本海藻食品研究所」(金沢市本江町)が8月7日、牛乳や卵など動物性食品を使わない植物性の「溶けにくいソフトクリーム」の開発に成功したと発表した。(金沢経済新聞)

 植物性「溶けにくいソフトクリーム」の色付けイメージ

 同研究所は2009年、おからを特殊な製法ですりつぶした同社オリジナルの「おからペースト」と米粉を配合して、常温で1時間放置しても溶けず、時間がたつとババロアのような食感が楽しめる「溶けにくいソフトクリーム」を開発し話題を集めた。

 当時から「子どもに食べさせたいが、牛乳や卵を使っているか」など、アレルギーに関する問い合わせが多かったが、従来の「溶けにくいソフトクリーム」は少量ながら牛乳や卵を使っている。そこで、同研究所会長の白石良藏さんは「アレルギーを持つ方も安心して食べられるソフトクリームを作ろう」と、折に触れて研究を重ねてきたという。

 今年に入り、牛乳と卵の代わりに植物性のホイップを加えたところ、最初はババロアのような食感を再現できなかった。しかし、ホイップの量を調節することによって、これまでの特徴はそのままに、植物性の「溶けにくいソフトクリーム」が出来上がったという。先日、イベントで試食として振る舞った際には、「さっぱりして食べやすい」「滑らかで口当たりがいい」などの感想が聞かれたという。

 白石さんは「コーンも含めて全て植物性で低カロリーなので、アレルギー(大豆アレルギーは除く)を持つ方はもちろん、ベジタリアンやビーガンの方、ダイエット中の方なども安心して食べていただける」と笑顔を見せる。

 今後は、食品メーカーや病院、老人ホームなどに技術提供するほか、同研究所内のアンテナショップ「へるしいらぼ」での販売も予定する。