レンタル着物店「夢館御池別邸」(京都市中京区金吹町)で7月23日、「インスタグラマーと巡る祇園祭」が行われた。主催は、写真をテーマにしたプラットフォームを運営する「PHOTO SQUARE(フォトスクエア)」(京都市下京区谷鉾町)。(烏丸経済新聞)

 水晶をかざして撮影

 初開催となる同イベント。当日は、インスタグラムユーザーを中心に43人が参加。自分で選んだ浴衣に着替えた参加者たちは、街歩きに先立ち、祇園祭の概要や被写体となる「黒主山(くろぬしやま)」や「北観音山」、鯉のタペストリー、周辺のカフェのメニューなどフォトジェニックなスポットの紹介を受けた。
 
 多くのファンを持つ「インスタグラマー」のshinichillout54さんとfuka_09さんと一緒に行った撮影会は、築100年の和風建築を改装した同店からスタート。紺、白、ピンク、青など色とりどりの浴衣姿の女性たちは撮影もしつつ、被写体にも変身。shinichillout54さんも「その角度いいよ」と話し掛けながらシャッターを切っていた。fuka_09さんに写真を撮ってもらった人は「いい表情の写真を撮ってもらってうれしい」と笑顔を見せていた。

 山鉾の建つ街に繰り出した参加者は、鉾を前にかき氷やラムネといった夏らしいアイテムを手に笑顔で撮影。祭の時期に下げられる幔幕(まんまく)を持ち上げるポーズを取ると、ベストショットを逃すまいと一斉にカメラを構えていた。下駄を履いた足元だけのショットや、サルスベリの花越しの女性、持参した水晶玉で逆さまに映る鉾を撮影するなどインスタグラムらしい幻想的な雰囲気のある構図やモチーフを追求していた。

 イベント2部はshinichillout54さんの「インスタグラム講座」。shinichillout54さんは「アナログテイストは大事にしていて、写真の構図はスクエアか、空間が大きく捉える縦の構図をよく使っている」と説明。1部で撮影した写真を、アプリで加工しながら編集の解説も行った。

 「インスタグラムはSNSなのでコミュニケーションが大事。好きな写真を撮る人にコメントをしたり、タグを付けて見つけてもらえるようにしたりするのも大事なこと」とフォロワーの増やし方もレクチャーした。

 滋賀県から参加した渡辺絵理さんは「構図など参考になることが多く、普段は風景写真中心だが、ポートレートにも興味が出てきた。夜の祇園祭もどんな様子になるのか見てみたい」と話していた。