「漢検漢字博物館・図書館」(京都市東山区祇園町南側、TEL 075-757-8686)で現在、企画展「漢字恐怖の館」を開催している。(烏丸経済新聞)

 企画展では、暗闇の中を進むと「道」「取」といった「怖い由来」を持つ11の漢字について、紀元前14世紀ごろから使われたと見られる「甲骨文字」や、それよりも後の時代の青銅器に残る「金文」と共に解説する。展示は小学校で習う漢字を中心に、諸説ある中でも「怖い」と感じられるものを選んだという。

 同館広報担当の岩橋恭子さんは「何気なく使っている漢字に、当時の中国のまじないや宗教観が色濃く出ていることを知ってもらえたらと企画した。泣いて怖がるお子さんがいるなど思った以上に反響がある」と話す。

 友人らと声を上げながら展示を見ていた小学2年生の福田一樹君は「『王』の文字の成り立ちや、当時の『夢』は悪夢だけを意味していることを知って怖かった」「もう一回行ってくる」と楽しんでいた。

 夏休み企画として貝に書かれた「かかし」や「サザエ」といった文字の読みと熟語を組み合わせる企画や、「甘蕉(バナナ)」といった難読漢字のしおりを釣る「漢字しおり釣り」などが楽しめる「漢字縁日」(一部有料)の屋台も設ける。

 開館時間は9時30分〜17時(入館は閉館30分前まで)。入館料は大人=800円、大学・高校生=500円、小中学生=300円ほか。9月3日まで。