吉祥寺の中道通りにある「イイダ傘店」(武蔵野市吉祥寺本町4)で8月4日・5日に「夏市」が開催される。同店で夏にイベントが開催されるのは初めて。(吉祥寺経済新聞)

 スケッチから起こされたオリジナルの布で作られる「イイダ傘店」の傘

 2016年、同店を構えた飯田純久(よしひさ)さん。通常はオープンしておらず、アトリエとして一本ずつ受注でオリジナル傘の製作を手掛ける。年に2回、同店を始め京都や神戸、福岡などでオーダー会「日傘・雨傘展」を開催し、サイズから持ち手、名入れなど好みに応じた注文を受ける。

 飯田さんは「傘に使う布はすべてオリジナルで作っている。散歩中に見掛けたものや、思い浮かんだアイデアからスケッチを描き、布に起こす。織りやプリント、刺しゅうなど各地の工場にそれぞれお願いしている」と話す。

 差した時に、木漏れ日のように光が感じられる葉のイラストを使った日傘や、ほぐし織に描かれた「カメ」、「食パン」や「ノリ弁」などのデザインも。「毎回5〜6種類の柄で、それぞれ2〜3色用意する。オーダー会で出合う柄との一期一会も楽しみにしていただけたら」とも。

 今回のイベントは「受注会以外の期間は閉じている1階のスペースを利用できないかと思って、昨年のクリスマスイベントに続いて企画した。ギフトがテーマだった前回に比べ、夏祭りのイメージで面白いことができたらと、つながりのある店や作家の方に声を掛けた」とプレスの高山真衣さん。

 もともと同じ市内にあった「Roundabout(ラウンダバウト)」(渋谷区上原)の日用品や、2016年に閉店した「お茶とお菓子 横尾」の焼き菓子など吉祥寺ゆかりの店も出店する。ほかに京都の古書店「世界文庫」、リトアニア雑貨「LT SHOP」、陶芸家の山野辺彩さん、お弁当「chioben」、布小物「chihiro yasuhara」、氷菓「MOMO icecrem」、紅茶と古道具「TAKIBI BAKERY」、同店の傘にも使われている磁器を手掛ける「UU」。

 「当店も傘のほかに、傘と同じ布を使ったポーチなど、立ち寄ってくださった方が気軽に手に取れるような雑貨やガチャガチャを用意する予定。駅から少し距離があるが、何の店かと気になっていた方にも足を運んでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時〜17時。