神戸・三宮にある「東遊園地」(神戸市中央区加納町6)で現在、「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」が開かれている。主催は神戸市と一般社団法人リバブルシティイニシアティブ。(神戸経済新聞)

 「ガイドツアー」の様子

 同公園は神戸の中心に位置する都市公園。同イベントは、公共空間である公園を市民が活用していくための社会実験で、親しみやすく魅力ある「市民のアウトドアリビング」として活用するとともに周辺エリアの価値向上につながる可能性を模索するため、2015年から本格的に始まった。

 芝生の仮設設置や「アウトドアライブラリー」から始まった同実験は、回を重ねるごとにメニューを増やしていくことで公園の可能性を確認。グラウンドの大部分を芝生化して行う今回は公園を楽しむための拠点機能として、「市民が育てる公園としての位置付け」「パブリックコミュニケーションの充実」を軸にこれまでの活動内容を進化させていくという。

 会場では「公園を育てる」をキーワードに、本を寄贈した人たちの思いを重ね、つなげるプロジェクト「アウトドアライブラリー」をはじめ、「アウトドアダイニング」をコンセプトにしたカフェ、公園内を巡りながら神戸の歴史を知る「ガイドツアー」(毎週火曜・土曜)などを展開。パフォーマンス広場には、神戸生まれの建築家・島田陽さんが設計したパビリオンも設ける。

 7月30日(16時〜21時)は、芝生の上でワインを楽しむ「ワインピクニック」、8月4日(18時20分〜18時50分)は、バンド「ブルームーンカルテット」をゲストに招き「芝生の演奏会」を開催。今後もさまざまなプログラムを予定する。

 今回のアウトドアライブラリーのメインテーマは「公園だからこそ読みたい本」。特設本棚には、寄贈した人の顔写真とメッセージが添えられた本が並んでおり、会期中は随時参加者を募集している。

 アウトドアライブラリー・リーダーの黒田晴美さん(「コーチングオフィス AUBE PROJET」代表)は「例年よりもメッセージ欄を広くして、メインテーマである『公園だからこそ読みたい本』について寄贈者の皆さんに書いていただいた。メインテーマに沿ったメッセージを書くことが、すでに公園について考え、育てる側に立ってくださっていることになる」と話す。「今回は『一冊の本と一人の人を大切にしよう』をテーマに掲げており、より参加者同士が交流でき、幅広い年齢層の方も参加しやすいプロジェクトになったのでは」とも。

 開催時間は、9月15日まで=16時〜22時(土曜・日曜・祝日は10時〜)、同16日から=11時〜19時。利用無料(一部有料プログラムあり)。11月5日まで。