熊谷の高城神社(熊谷市宮町、TEL 048-522-1985)で12月8日、毎年恒例の酉(とり)の市「八日市(ようかまち)」が開かれる。(熊谷経済新聞)

 縁起物の熊手が並ぶ

 酉の市は関東圏で江戸時代から続く行事で、同神社では1906(明治39)年に始まった。東京では11月の酉の日を一の酉、二の酉、三の酉と呼び、酉の日に祭りを行っているが、埼玉県では、12月2日の秩父に始まり、3日=川越、5日=深谷、6日=行田と続き、8日が熊谷と日が決まっており、「十日市」に代表されるように「まち」「いち」と呼ばれている。

 境内では大小さまざまな熊手が所狭しと並べられ、買い求める人と多くの見物客でにぎわう。同神社の熊手御守は「かきこめ」といわれ、福運や財をかき込むという縁起から、開運・開拓・殖産・商売繁盛・家内安全の御守りとして授けられる。初穂料は熊手1,500円。

 高城神社権禰宜の高月健さんは「酉の市というと商売繁盛のイメージが強いが、家内安全を願い昔はどの家の神棚にもあった。願いや福を招き『かき込む』という意味で誰にでも当てはまる。正月準備の始まりを告げる地元熊谷の風物詩に、ぜひ出かけてほしい」と参拝を呼び掛ける。「テレビで見るのと実際に体験するのとでは迫力が違う。にぎやかな祭りの雰囲気と『手締め』の威勢の良さを感じてほしい」とも。

 開催時間は10時〜22時。周辺は一部交通規制がある。