今年4月に本格稼働したブリヂストン美術館の作品収蔵機能などを備えた「石橋財団アートリサーチセンター」(町田市小山ヶ丘2)の地元メディア向け内覧会が8月3日に開かれた。(町田経済新聞)

 内覧会は、アートリサーチセンターが取り組むアウトリーチやラーニングプログラムを地元に周知することが目的。ブリヂストン美術館の貝塚健学芸部長が美術館の成り立ちやアートリサーチセンターの役割などを説明し、館内の収蔵設備やライブラリーなどをお披露目した。

 アートリサーチセンターは、震災などのリスクを軽減するため、京橋にある同美術館から収蔵庫を分離して建てられた。立地は、作品の自動車輸送でのアクセス性、地震や水害の影響を受けにくいなどの条件から町田を選んだという。

 ピカソやモネといったコレクションを収蔵保管するための最新設備を導入。美術館に関わる専門図書を研究者なども活用できるようにライブラリーも開設し、施設周辺に美術大学を含む学校が点在する立地特性を踏まえてアートの活動拠点となる機能も導入した。

 施設は、子ども向けワークショップや美術講座などのラーニングプログラムを行う多目的ホールを備えるほか、免震構造や保管庫、修復室の壁の一部をガラスにして、大学や高校などの教育機関を対象にしたバックヤードツアーにも対応する。

 本格稼働後、計3回のラーニングプログラムを実施。今後も年8〜9回程度、事前申込制のプログラムを予定する。今後の展開について、貝塚学芸部長は「周辺の美術館や美術大学との連携にも力を入れていきたい」と話す。