上高地線・新島々駅近くにゲストハウス「ゲストハウスしましま」(松本市波田、TEL 0263-75-7233)が5月26日、オープンした。(松本経済新聞)

 テーブルを置いたエントランスと共同スペース

 数年前まで旅館として営業していた築50年ほどの建物を改修。和室8室を、予約状況によって男女別ドミトリー、個室などに使用する。風呂とシャワールームのほか、キッチンと共同スペースも設ける。「宿泊者が集えるようなスペースを大事にしつつ、使えるものは生かしながら改修した」と経営する中島厚輔さん。風呂には大きな窓を付け、エントランスは広くしてテーブルを設置した。

 中島さんは同市波田出身。高校卒業後に飯田市内で2年ほど働いたが、「人が集まる空間をつくりたい」と退職して石垣島へ。当初は飲食店を考えていたが、ゲストハウスに滞在したことで、開業への思いが芽生えたという。その後、1週間ほどシンガポールのゲストハウスに滞在して決意。昨年は、夏は松本城近くのゲストハウスで修業し、冬は美ヶ原高原にある王ヶ頭ホテルで経験を積んだ。並行して物件探しを進め、今年2月には契約。「この辺りは駅も近い。上高地や乗鞍への玄関口として山好きな人たちの拠点になるのではと考えた」

 宿泊客は、上高地や乗鞍へ向かう人が中心。金沢〜高山〜松本という旅のルートの中間地点として利用する人や外国人も多い。「都会から来る人にとっては『何もない場所』だが、何もないことを楽しんでもらえれば」と中島さん。隣の飲食店が空き物件になっているため、現在、飲食店を開いて一緒に交流の場を盛り上げてくれる人を募集しているという。「自分も各地のゲストハウスで、いろいろな人と出会って視野が広がった。訪れる人にもそんな経験をしてもらえるような場所にしていきたい」とも。

 チェックインは15時〜22時、チェックアウトは11時。宿泊料金は、ドミトリー(大人一人)=3,500円、個室(同)=4,500円。