岩手ホテルアンドリゾート(盛岡市愛宕)が運営する安比高原リゾートが7月22日、安比高原スキー場周辺の新設施設とリニューアル部分をオープンした。(盛岡経済新聞)

 タワー館の「エグゼクティブルーム」室内

 今回のリニューアルでは、温泉施設や飲食施設の新設、春や夏にも安比の自然を楽しめるエリアの整備を実施。冬のスキーシーズンだけではなく、通年で楽しめるリゾートとして、夏場の観光客や外国人観光客の増加を目指す。

 同社の白居秀次常務は「昨年から今年にかけて冬に雪が少なく、利用者減少につながった側面もある。冬だけではなく、春や夏、秋にも楽しみがあることを伝えるために、安比の豊かな自然を生かしたい。新しい魅力を感じてもらえれば」と話す。

 ホテル安比グランドアネックスに隣接する「APPI温泉パティオ」を「安比温泉 白樺(しらかば)の湯」へリニューアル。白樺の森の中に露天風呂を新設し、大小18カ所の浴槽が木の廊下で連なる東北最大級の大型温泉施設となっている。同施設内には、地元の食材を炭火焼で提供する「炉端割烹(かっぽう) あぶり亭」もオープンした。これまで安比高原牧場としていたエリアは「安比の森」へリニューアル。約7ヘクタールの敷地に、10メートルの花のトンネルや季節の花が咲くロックガーデン、BBQエリア、グランピングエリアなどを設けた。

 ホテル安比グランドではタワー棟高層階の客室63部屋を「エグゼクティブルーム」へと改修。ベッドや照明、テレビなどを一新した。加えて、全客室に館内でも着用できる浴衣を導入したほか、エリア内シャトルバスの運行や遊歩道の整備、レンタサイクルの貸し出しなどを新たに実施することで、リゾートエリア内を回遊しやすいように改善した。

 同社の黒澤洋史社長は「観光施設の面だけではなく、ホテル館内でのルールの見直しなど過ごしやすさの部分でも改善を行っていく。今後もさまざまな部分で皆さんに楽しんでもらえる取り組みをしていくので期待してほしい」と話す。