盛岡市は、盛岡バスセンター跡地の新施設着工までの約2年間、地区の一部を地元住民らによる団体「盛岡バスセンターおよび周辺地区活性化協議会」へ無償貸与する。(盛岡経済新聞)

 盛岡バスセンターは老朽化のため昨年9月に営業を終了、今年2月末に解体工事が終了した。その後、市が跡地を取得し、民間と連携してバスターミナル機能を持つ複合施設を再整備する予定。再整備が始まるまでの2年間、跡地約2755平方メートルのうち、約1060平方メートルを貸し出すこととなった。

 跡地を借り受けた「盛岡バスセンターおよび周辺地区活性化協議会」は地元商店街や住民らなどによる7団体で構成。跡地を「地域活用ゾーン」と位置付け、市民広場として日常的に使用するほか、地域の活性化を図るイベント会場などでの使用を想定する。敷地の愛称は「SIDE-B(サイド・ビー)」と名付け、「B」には新旧バスセンターの所在地であることから「Bus(バス)」、「Best(ベスト)」なエリアを目指すなどの思いを込めた。

 現在は、9月の本格活用開始に向け、敷地を囲む柵の取り付けや協賛企業名を記したサインボードの設置、電気・水道の整備などを進めている。柵に取り付けた「SIDE-B」のロゴマークは、以前、バスセンターの外壁にあった「MORIOKA BUS CENTER」のロゴに似せ、新旧バスセンターをつなぐ場所としての意味合いを持たせた。今後は飲食イベントやフリーマーケット、音楽や演劇といった芸術発表の場などとしての活用を考えている。

 同協議会の佐々木大さんは「バスセンターがなくなり、更地になって寂しいと思い続けるのではなく、この場所で新しく何ができるか、という可能性やわくわくを生み出したい。旧バスセンターからバトンを受け取って、新しい施設の整備に向けてつなげていく」と話し、「簡単に言ってしまえば街の中の空き地なので、使い方はさまざまあると思う。市民・健民の皆さんにもぜひ参画してほしい」と呼び掛ける。