日本橋三越本店(中央区日本橋室町1)本館3階のライトウエル特設会場で7月19日、「松本零士、浮世絵コレクション」が始まった。(日本橋経済新聞)

 北斎の「神奈川沖浪裏」をオマージュした「波上のアルカディア」

 紫綬褒章、旭日小緩章、フランス芸術文化勲章の「シュバリエ」を受章し、国内外に多くのファンを持つ漫画家・松本零士さんが、代表作「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「宇宙戦艦ヤマト」をモチーフに、アート集団「ひろた組」のひろたたけしさんが総監督を務め、今回新たに6タイトルを書き下ろした。

 浮世絵製作は京都の老舗版画工房「竹笹堂」が行い、越前和紙職人で人間国宝の岩野市兵衛さんが手掛けた手すき和紙を使う。題字は、「美人すぎる書道家」として知られる涼風花さん。

 展示作品は販売も行う。北斎の「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」をオマージュした「波上のアルカディア」、満月を背景に銀河鉄道999が疾走する「銀河鉄道テイクオフ」(以上、9万5,000円)、5,000円を熊本城復興募金に寄付するチャリティー作品「侍ハーロックと熊本城」(10万円)など。現在インターネットで販売予約を受け付けている。

 浮世絵漫画プロデューサーの岡田恒明さんは「キャプテンハーロックはフランス人好み。銀河鉄道999は韓国で人気が高いなど、国によって好みが変わるが、日本だけでなく海外にも『松本零士浮世絵』の魅力を発信していきたい」と話す。「浮世絵版画以外にも、図柄を生かしたスカーフやタオルなど幅広い価格帯で製品の幅を広げていきたい」と意欲を見せる。

 開催時間は10時30分〜19時。7月25日まで。