大分市の商店街のあちこちに風変わりなだるまが飾られている。9月23日には作り手による観賞ツアーが行われ、市民ら約40人がだるまを巡るプチ回遊を楽しんだ。(大分経済新聞)

 ムキムキ筋肉質の「ダルマ胸像」(コトブキヤ文具店本店で)

 大分市のアートイベント「回遊劇場 SPIRAL」の一環。籠谷シェーンさん、ふじわらかつひとさんによるアートユニット「現代美術二等兵」と大分県立芸術文化短期大が「伝承駄美術ダルマめぐり」と題して共同で企画した。美術科デザイン専攻グラフィックアートコースの学生らが事前に中心街にある24の商店を下見し、各店舗の特徴を捉えたオリジナルだるまを制作。ショーウインドーなどに展示した。

 誰でも気軽に楽しめる「駄美術」として作られただるまには遊び心がぎっしり。ツアーではゴッホやベートーベンの代わりにだるまをはめ込んだ肖像画や、筋肉質の上半身を付けたムキムキのだるまなどを見て回った。

 中央町の帽子店「大分ハット」には赤い帽子をかぶったピンクの「ダルマレディ」を展示。参加者は「一見はだるまには見えない」「色も表情も最高。家に欲しい」などと口にしながら「セレブ」なだるまをスマホやカメラに収めていた。

 同短大准教授の於保政昭さんは「だるまを巡ることで普段は訪れない店や場所に足を運んでもらえれば」。展示は11月2日まで。