岡山市の保育施設のポータルサイト「ほいらく」がスタートして、3カ月がたった。(岡山経済新聞)

 岡山市には保育所・幼稚園・子ども園など保育施設は公立・私立合わせて261カ所ある。これまで入園・入所する活動「保活(ほかつ)」をするための情報が集まったポータルサイトがなかった。

 同サイトでは、市と連携して市内の全保育施設の名前、住所、開所時間を記載する。このほかに保育方針、経営主体だけでなく、給食、アレルギー対応、送迎駐車場、土曜・日曜保育、夜間保育、障がい児保育などの項目もある。保育士などの求人欄も設けてある。

 サイトを運営する大津朱里さんは2児の母。2017(平成29)年に第1子妊娠中に切迫早産で3カ月入院することになった。自身は広島県出身で両親に頼れない状況だったため、保育園を探すことができず、仕事を辞め専業主婦にならざるを得なかったという。

 自身の体験から「保育をらくに楽しく」をコンセプトに、昨年3月からプログラミングの勉強を始め、同サイトを立ち上げた。「保育園に入れなかったこともショックだったが、見学予約を電話ですること、ほとんどの書類は手書きであること、書類を取りに市役所へ行かなければいけないことなど、アナログな手続きを仕事と子育てをしながらするには無理があると感じた」と大津さんは話す。

 サイト内には、認可保育園の保育料を質問に答えると分かる簡易シミュレーションページや、保育利用調整点数の分かるシミュレーションページも用意している。このほかにフリーランスの漫画家・はなみ子さんが描く4コマ漫画や母親の息抜きの方法5選などコラムも掲載している。4コマ漫画に登場するキャラクターの原案は、大津さんが自身の子どもをモデルに作った。イラストの素材の無料ダウンロードもできる。

 今年3月には「Japanビジネスデザイン発見&発表会」で、社会起業家大賞を受賞した。

 「目標は全国展開し、保活してどこにも入れなかった人『保活難民』、待機児童をゼロにすること。企業や行政の協力を得ながら、ストレス軽減し母親の笑顔を作りたい」とも。