栄の「丸善名古屋本店」(名古屋市中区栄3)1階イベントスペースで8月6日、丸善ゼミナール「『死体格差』〜解剖台の上の死から生を見つめて〜」が開催される。(サカエ経済新聞)

 書籍「死体格差 解剖台の上の『声なき声』より」

 3月に刊行された書籍「死体格差 解剖台の上の『声なき声』より」(双葉社)の著者・西尾元さんを招いて行われる同イベント。西尾さんは兵庫医科大学法医学講座主任教授を務め、阪神地区6市1町の法医学解剖を担当する現役の医師。突然死に関する論文の発表や、法医学の現場から臨床医学へのアプローチなどに取り組んでいる。

 同書では法医学解剖の種類や内容を分かりやすく解説。リストラ後に家賃滞納中のアパートでの凍死、独り暮らしの自宅での熱中症死、認知症の妻を介護入浴させる際の溺死など、解剖台上の遺体に残された痕跡から生前を思い、老い・孤独・貧困など誰もが「悲しい死」を迎える可能性がある社会の現実を明らかにする。

 イベントでは西尾さんが長年の仕事で見てきた法医学解剖の現状や、司法解剖、埋葬など全ての人に平等ではない死の扱いについて語る。

 仕様は四六判、200ページ。価格は1,512円。問い合わせは双葉社(TEL 03-5261-4818)まで。丸善ゼミナールは15時開講。入場無料(定員20人、要予約)。問い合わせは丸善名古屋本店(TEL 052-238-0320)まで。