渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)内の劇場「東急シアターオーブ」で8月2日、ブロードウェー・ミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」の公演が始まった。(シブヤ経済新聞)

 来日したアメリカ・カンパニーのキャストたち

 ブロードウェーで1996年に初演された同作の、20周年を記念したツアーの来日公演となる今回。実話に基づいた同作は、ジャズ全盛期の1920年代イリノイ州シカゴを舞台に、監獄で出会った女優志望の人妻ロキシー・ハートと元ナイトクラブ・ダンサーのヴェルマ・ケリー、2人の代理人を務める「悪徳敏腕」弁護士ビリー・フリンの名声をかけた争いを描く。

 劇中では、ヴェルマとダンサーたちの「オール・ザット・ジャズ」、ロキシーがスターになった自分の晴れ姿を夢見て歌う「ロキシー」、ロキシーとヴェルマが高らかに歌う「ホット・ハニー・ラグ」など22曲を披露する。

 ロキシー・ハートを演じるのは、同作の日本語版で2008年と2010年に主演し、2012年には同作でブロードウェーデビューを果たした米倉涼子さん。そのほか、2001年からヴェルマ・ケリー役を演じているアムラ=フェイ・ライトさん、ラスベガス版「オペラ座の怪人」で初代ファントムを演じたほかビリー・フリン役を長年演じているブレント・バレットさんらが来日する。

 初日開演に向け、米倉さんは「アムラ以外初対面なのでドキドキしているが、(ロキシーを演じるのは)楽しい」と目を輝かせる。英語上映となるため、米倉さんも全編英語で演じる。ライトさんは米倉さんを「英語が上手だし、素晴らしいロキシー像を演じている。それがどれだけ大変かが分かるのは、日本語で演じたことがある私だけ」と絶賛した。

 20年上演が続く同作の魅力について、19年ママ・モートンを演じているロズ・ライアンさんは「本当の意味で演劇。シンプルでおいしく、セクシー。未だにそう思っている」と話し、フリンさんは「音楽とダンス、ユーモアのセンス」と答えた。

 米倉さんは「主役だけでなくキャスト全員、スタッフ、オーケストラにも気持ちがいきわたっていて、全部が1つになっているミュージカル」と言い、「いろいろなエネルギーが交わり合って素敵なショーが出来上がると信じているのでとにかく頑張る」と意気込んだ。前日の1日に誕生日を迎えた米倉さんには、サプライズでカンパニーからケーキと花束が贈られた。

 上演時間は約2時間25分予定(途中休憩あり)。日本語字幕付き。チケット料金は、B席8,800円、A席1万円、S席1万3,000円。今月13日まで(7日・10日は休演、全16回公演)。