和歌山県立近代美術館(和歌山市吹上1、TEL 073-436-8690)で現在、「なつやすみの美術館7 すききらい、すき?きらい?」が開催されている。2011年から始まった夏休み企画「なつやすみの美術館」の第7弾で、今年のテーマは「すききらいってなんだろう」。(和歌山経済新聞)

 ミニカーなどを串揚げ風にした「トミ串」

 1章「みんなのすききらい」では、好き嫌いが判断しやすい食べ物の作品を展示。2章「すきなきもちのいろんなかたち」では、好きなものを残したい人間の気持ちを表現した作品を展示する。このほか、「わたしだけのすき」では草間彌生さんの作品や、小泉雅代さんのカラフルな眉毛がベッドに並ぶ作品、「『別に』ってなに?」では「別に」の意味を問い、「好き」でも「嫌い」でもない「普通」の作品など絵画や写真、彫刻、現代アート約100点を展示する。

 学芸員の青木加苗さんは「普段の生活では好き嫌いしちゃだめと言われるが、ここでは好き嫌い歓迎。『嫌いだな』も悪い気持ちではない。シャットアウトせず『どうしてだろう?』と考えてみてほしい」と話す。

 7月15日のギャラリートークに親子で参加した母親は「子ども向けと思ったが大人も楽しめた。作品は好きなモチーフを繰り返していく中の一つなんだなと分かった」と話す。6歳の女児は「面白かった。特に印象に残ったのは『まゆげ』」と笑顔を見せた。

 展示の最後には「すきあつめ」のワークスペースを設置。好きだと感じた作品を思い出し、瓶のイラストが描かれた紙に50色の折り紙を自由に切り貼りして作品を作る。作品は章別に分かれた掲示コーナーに貼ることができる。そのほか小学生、中学生、高校生向けにワークシートも用意し、それぞれの章の作品の好き嫌いなどを記録できる。

 8月6日・20日には子ども向けギャラリートークを行うほか、同12日には同展出品作家・間島領一さんによる体験ワークショップも予定する(参加無料、事前申し込み制)。

 開館時間は9時30分〜17時。月曜休館。観覧料は、一般=510円、大学生=300円、高校生以下と65歳以上無料。9月18日まで。