宮崎大(池ノ上克学長)は28日、県産ブルーベリーの茎と葉から抽出した成分に、新型コロナウイルスを無害化する抗ウイルス作用があることを確認したと発表した。研究成果は昨年12月に特許を出願した。同大学は「普段の生活に取り入れられる食品で症状を抑える効果が期待できる」とさらなる研究を進めている。
 研究は、同大学医学部の森下和広教授を中心に、農学、工学部、産業動物防疫リサーチセンターの教授らでチームを作って展開。同大学は、2004年から成人T細胞白血病やC型肝炎を引き起こすウイルスの増殖を抑える作用があるとして、ブルーベリーの茎と葉の成分を研究しており、15年以上積み上げてきた研究成果の応用を試みた。昨年9月にスタートした実験では、県内のみで生産されている品種「くにさと35号」の茎と葉を熱水や超音波などで処理し、抽出した成分サンプルを使用。サルの腎臓から培養した細胞にサンプルを加えた後、新型コロナに感染させると、最大99%以上のウイルスで毒性などがなくなる「不活化」が確認された。