新富町が県から委託を受けている一ツ瀬川水系の全15基の樋門などの操作について、町が県に対し、来年度の委託を断る要望書を提出したことが19日、分かった。樋門などは川の水位が上昇した際、堤防内への逆流を防ぐ重要な施設。ただ近年は災害の激甚げきじん化や操作を担う消防団ら地域住民の高齢化などで負担が増している。県は操作の自動化を進めているが、全施設には至っていない。県によると市町村から委託を断られたのは今回が初めてで、委託継続に向けて同町と協議する方針。