日本の若者の手取り収入(可処分所得)が減っていると言われているなか、実際に会社員は毎月どの程度のお金を自由に使えるのだろうか。全国の20代から50代までの会社員を対象に、自由に使える金額やその用途について調査を行った。

Q. 毎月の収入の中から自由に使えるお金はいくらですか?

1万円未満 12.4%
1万円〜2万円 14.8%
2万円〜3万円 22.1%
3万円〜4万円 16.6%
4万円以上 34.1%

5万円以上という人が1/3を占め最多となったが、2万円〜3万円にもう1つのピークが見られた。充分な余裕のある会社員と、2万円〜3万円前後のお小遣いで過ごしている会社員に二分されている状況と言えそうだ。

20代に限定すると、3万円未満が34.7%、3万円以上が65.3%という結果となった。若者の可処分所得が減少しているとされているが、少なくとも会社員の中では若い人たちの方が会社員全体と比較して自由に使えるお金は多くなっているようだ。

それでは、会社員たちにはその額で足りているのだろうか。

Q. 現在実際に自由に使える金額は、最低限使いたいと考えている金額と差がありますか?

「現在自由に使える金額」は…
「最低限使いたい金額」より下回っている 26.9%
「最低限使いたい金額」と同じ程度 54.3%
「最低限使いたい金額」より上回っている 18.8%

半数以上の会社員は最低限使いたい金額と同じだけの額を自由に使えているという結果となった。それより上回っているという人よりは、下回っている人の方がやや多く、全体としては「足りているか、やや不足」という状況にあるようだ。

「下回っている」と回答した人のお小遣い額の内訳を見ると、3万円未満が70.7%を占めている。やはり二極化するお小遣い額のうち、少ない方に該当する会社員たちは不足を感じている場合が多いようだ。

Q. 自由に使えるお金の使い道は何ですか?

交際費 59.8%
衣服 41.5%
趣味 67.2%
貯蓄 39.5%
その他 15.9%
(複数回答)

お小遣いの使い道としては、趣味が最も多く全体の2/3を占めている。交際費も6割近くに上っており、趣味と交際がお小遣いの主な用途と言って良さそうだ。

4割弱が貯蓄と答えていることから、余裕があった場合には使い切らずに貯蓄に回す堅実な会社員も少なくないことがうかがえる。貯蓄と回答した人の内訳を見ると、お小遣いが5万円以上の人が51.4%を占めており、やはり十分に余裕のあるグループに多かった。

会社員のお小遣い額は二極化する傾向が見られ、その主な用途は趣味と交際であり、余裕のある層は貯蓄に回しているという結果となった。若い会社員は比較的余裕があるようだが、その一部でも資産運用に回してみると、社会勉強にもなり将来の資産増加の可能性も見込めるのでおすすめしたい。

(三田祐介)

「お金に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2020年5月
調査対象:全国20〜50代の会社員
有効回答数:458件

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