「貯蓄から投資へ」が政府のスローガンとなり、学校でも金融教育がスタートしている。投資を実践している会社員は、自分の子どもにも投資をさせたいと考えているのだろうか? 運用益を目指した投資を行っており、子どもがいる全国の20〜50代の会社員88人を対象に調査した。

Q. 自分の子どもには投資をさせたいと思いますか?

子どものうちに投資を体験させたい(させている) 44.3%
大人になったら投資するようになってほしい 44.3%
子どもには投資はさせたくない 11.4%

「子どものうちに投資を体験させたい(させている)」人と「大人になったら投資するようになってほしい」人がそれぞれ44.3%で並び、合わせると自分の子どもにも投資をさせたいと考える人は9割近くを占めた。

投資を実践している会社員は投資という活動をかなり肯定的に捉えていることがうかがえる。

Q. 前問の理由を教えてください。

【子どものうちに投資を体験させたい(させている)】
「資産は運用した方がいいから」(男性、50代)
「自分の持っている株をいつか引き継がせたいから」(男性、50代)
「これから必要だと思うから」(男性、40代)
「早い時期から金融リテラシーが必要だと思うから」(男性、50代)
「預金だけでは心もとないから」(女性、30代)
「リスク取れるなら良い勉強」(男性、50代)
「楽しいから良いですよね」(男性、20代)
「何事も体験してみることが大切だと思うから」(男性、40代)
「投資をするということを意識としてもっていて欲しいから」(女性、40代)
「様々なことを経験してもらいたいから」(男性、40代)
「将来のリスクに備えるために、今のうちから勉強させたいから」(女性、40代)
「金融リテラシーを持つ良い機会になると思うから」(男性、30代)
「経済の勉強になる」(女性、40代)

【大人になったら投資するようになってほしい】
「大人になったら様々なことを教ええてあげたいから」(女性、40代)
「私もよくわかってないので」(女性、40代)
「自分の判断でできるようにさせたい。子どものうちから投資をさせるのは不安」(女性、50代)
「自分でお金を増やす力を身につけてほしい」(女性、30代)
「既に大人なのでまかせる」(女性、50代)
「こどものうちは危険がたくさんあるから」(男性、30代)
「そのときの状況次第だと思っている」(男性、30代)
「今後預金よりも主流になりそうだから」(男性、30代)
「銀行に預けても増えないから」(男性、50代)
「今は学業」(男性、50代)
「勉強して欲しい」(女性、50代)

【子どもには投資はさせたくない】
「利益を出せるのはほんのひと握り」(男性、30代)
「子ども自身が始めるならよいが、親からは薦めたくはない」(女性、50代)

子どものうちに投資を行わせたい人の理由としては、勉強や経験になるからというものが多かった。大人になってからと考えている人は、子どものうちは自分で判断させるのが不安、子どものうちは勉強優先と考えている人が多いようだ。

Q. 子どもに投資の話をすることはありますか?

よく話している 23.9%
たまに話すことがある 38.6%
投資の話はしない 37.5%

子どもとは投資の話は「たまに話すことがある」人が最も多く38.6%だった。「よく話している」の23.9%と合わせると62.5%の人が子どもに投資の話をしている。

「投資の話はしない」という人も37.5%と少なくないが、未就学の子どもしかいない人が31.3%いるので、まだ投資の話をするには早いのかもしれないが、子どもがある程度大きくなれば多少なりとも投資の話をしている人が多いと言えそうだ。

投資の話をしていない人に、子どもがいくつぐらいになったら話したいかを訊いた。

Q. 年長のお子さまがどのぐらいの年頃になったら投資の話をしようと思いますか?

小学生 9.1%
中学生 15.2%
高校生 15.2%
大学生 9.1%
アルバイトするようになったら 6.0%
社会に出たら 24.2%
しようとは思わない 21.2%
その他 0.0%

現時点では子どもに投資の話をしていない人のうち、この先も「しようとは思わない」人が21.2%だったが、78.8%はいつかは投資の話をしたいと思っていた。投資をしており子どもがいる会社員全体の中では、子どもに一切投資の話はしないという人の割合は8.0%だった。

投資の話を始める年頃は「社会に出たら」が24.2%で最多となり、「中学生」と「高校生」が15.2%ずつで続いた。

投資をしている会社員のほぼ9割は子どもにいつかは投資の話をし、実践もさせたいと考えているという結果であった。投資の実践は親子間で継承されていくものかもしれない。

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(三田祐介)

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2021年8月
調査対象:全国20〜50代の会社員
有効回答数:88件