いま、注目を集めているのが若年層における「金融教育」「金融リテラシー」です。

今年4月から高校家庭科に家計資産のマネジメントなど「お金に関する授業」が追加されました。また、金融機関などの口座開設が成人年齢引き下げにより親の同意無しで18歳から行えるようになりました。

今回はこのテーマと、関連銘柄をご紹介します。

中高生の「お金の授業」でデモトレード

これは3月に千代田区の共立女子中学高等学校の春季講座で行われた「お金の授業」の写真です。

同校の数学科/進路指導部の鈴野一高先生が中学生高校生に、生活に影響するお金の価値の話から、インフレ、株式投資、リスク分散、投資信託など幅広い話題の授業を行いました。

中高生が授業で実際の株取引を行うわけにはいかないので、誰でも無料で使えるデモトレードアプリ「株たす」を使って、株式の売買を擬似的に行って体験しています。

生徒にとっては新鮮で貴重な授業だったようで、バラエティに富んだ感想の声がありました。その一部をご紹介します。

お金の授業を受けた生徒の感想

・投資のメリットだけでなく、危険性も知れたので勉強になった。

・投資など人の心理に左右されてしまうけど、積み立て投資という選択肢もあるんだとわかった。

・株ってアプリなんかでも買えるんだなって思った。

・公民の授業で株のことは何となく知っていたけれど、株の仕組みを詳しく知らなかったので株に少し興味が出ました‼︎株たすも面白かったです‼

他にも沢山の様々な感想がありました。
若い内に、学び、考え、感じることでその後の人生やライフプランに役立つのではないでしょうか。

関連企業は業容拡大のチャンス!

このように学校の授業などで、お金や資産運用について教えてくれる機会がこれからドンドン増えていきます。

実際、小学校では2020年から、中学校では2021年から金融教育がすでにスタートしています。いまはまだ始まったばかりですが、これから試行錯誤しながら拡大、浸透していくことになります。

それにより、

・中長期的な投資家層の拡大
・フィンテックの拡大

などが期待されます。

これらに関連する企業には業容拡大するチャンスがますます広がっていきそうです。
金融機関だけで無く幅広い業種や企業が関わることで、資産運用や投資におけるサービスや利便性も飛躍的に向上する可能性もあり、そういう点での期待も大きいですね。

関連銘柄の紹介。オススメは「決算説明資料」のチェック!

ここではこれらに関連する銘柄をいくつかご紹介します。

もちろん、多くの金融機関やその持ち株会社や運用会社など多くの企業が恩恵を被ると思われますが、銀行や証券会社などは数が多いため、ここでは割愛しています。また、現在まで及び今後の業績や株価動向なども踏まえておりません。あくまで、投資・フィンテックという括りでの関連銘柄です。

他にもまだまだ関連する銘柄はありますので、ぜひ調べてみてください。

どのようなテーマでも共通するのは、「○○関連だから」という理由だけで売買するのは危険だということです。
たとえその関連であっても、それが業績や株価に結びつかない場合もありますし、その関連自体が成長しない可能性もあります。

その関連が成長し、事業も上手くいっていたとしても、その企業における業績へのインパクトが小さい場合は株価に反映されない場合もあります。

関連銘柄というだけでなく、充分にその企業の状況をチェックするようにしましょう。
オススメはその企業が「決算説明資料」を出していれば、過去も含め見てみましょう。状況把握と企業の方向性などが分かりやすくまとめられていて参考になります。

●フィスコ【3807 東証グロース】

投資家向け金融情報サービス、企業向けIR支援コンサル等を手掛ける。専門的な投資情報配信の老舗。

独自の暗号資産「フィスココイン」も発行し、株主優待にも活用。

●野村総合研究所【4307 東証プライム】

金融と流通等産業ITに強みを持つ大手システムインテグレーター。金融や投資業界における実績や実力は国内トップクラス。

投資教育やフィンテックの拡大の恩恵を受けると思われるが、すでに事業規模が大きいだけに業績へのインパクトは限られる可能性も。

●ZUU【4387東証グロース】

「ZUU online」を初めとする金融情報サイトを主軸に、個人、法人向けフィンテック事業を営む。

経営支援PDCAサービス『鬼速®︎』や、クラウドファンディング『COOL』『Unicorn』などの法人向け事業の成長が鍵か。

●フィナテキスト【4419東証グロース】

主に金融機関向け、金融インフラ・フィンテックソリューション・ビッグデータ解析の3本柱。投資関連プロダクトも多数提供。

学生の金融力を高めるスタディゲーム「かぶポン!」、次世代金融システム創造プログラムなど金融教育も手掛ける。

●ミンカブ・ジ・インフォノイド【4436東証グロース】

「みんなの株式」「株探」などの投資情報サイトの運営から、主に金融機関向け情報提供やシステム系ソリューション事業を営む。

幅広い企業とのアライアンスや投資に積極的で、大手金融機関系列以外では本テーマの代表的銘柄の一つ。

●モーニングスター【4765 東証プライム】

アセットマネジメント事業を柱に、投資信託等のデータ提供や金融情報メディア等を営む。地銀など全国金融機関に運用受託や投信の販売、ツール提供や人材育成まで幅広くサポート。

10期連続売上増と好調。SBIグループ案件のみならず、これからの投資家層拡大の恩恵も期待できそう。

 

 

(提供元:グリーンモンスター株式会社 臼田琢美)