世界トップレベルのイノベーション領域の資本形成を全力で推進するため、深圳証券取引所(以下「SZSE」という。)はメインボードと創業板を中心とする市場構造により、サービスを提供している。メインボードではブルー・チップ銘柄、創業板では成長型イノベーション又はスタートアップ銘柄を中心に多くの企業が上場している。

SZSEは設立から30年以上発展を続け、現在、上場企業の時価総額及び株式の取引高など多くの指標に関して世界上位に位置しており、世界で最も活力のある新興市場の1つとなっている。SZSEの各市場では「Shenzhen Component Index」、「ChiNext Index」、「Shenzhen 100 Index」という3つのコアインデックスにより、上場企業の発展態勢を全面的に浮き彫りにすることで、投資家がSZSEのパフォーマンスを観測し、投資判断に際して良好な指標が提供されている。

2021年の年次報告書によると、SZSEのコアインデックスの構成銘柄の業績は持続的に増加しており、イノベーション投資の拡大や、中国の製造業と実体経済の成長が反映されていた。Shenzhen Component Indexは市場のベンチマーク指数として、新興産業の力強い成長が注目され、ChiNext Indexは、高成長・イノベーション企業の代表的な指数としてETF投資家から高く評価されていた。また、Shenzhen 100 Indexは、メインボード、創業板のリーディングカンパニーを集め、成長型優良株の独自の優位性がさらに強化されていたことを反映していた。

Shenzhen Component Index:

―製造業と実体経済の成長を反映

Shenzhen Component Index(399001)は、SZSEの市場全体のパフォーマンスを反映する位置づけとして、時価総額が大きく流動性が高い500銘柄の深圳A株により構成されている。Shenzhen Component Indexは1995年に発表され、中国株式市場の歴史の中で最も古く、影響力が最も大きいベンチマーク指数の1つである。

―市場ベンチマーク指数としての機能

Shenzhen Component Indexは2022年4月30日現在[1]、深圳証券取引所A株の時価総額の68%をカバーしている。2021年の年次報告書のデータによると、Shenzhen Component Indexの通年の営業収入は12兆元に達しており、これは深圳証券取引所の上場企業の収入の65%を占める。また、総純利益額は8187億元と、上場企業の87%、現金配当の合計についても3077億元と、上場企業76%を占めている。このようにShenzhen Component IndexはSZSE全体のファンダメンタルズをよく反映している。

[1] 本稿では時価総額カバー率、ウェイト、株価収益率、ファンドシェアなどのデータを2022年4月30日まで更新した。

―実体経済のパフォーマンスを反映

中国証券監督管理委員会の業種分類基準によると、Shenzhen Component Index構成銘柄の500社のうち、製造業の上場企業の合計は332社で、ウェイト合計は72%[2]を占め、中国市場の他の主要インデックスを大幅に上回っている。従って、中国の製造業と実体経済をより良く反映していることが分かる。2021年の年次報告書のデータによると、Shenzhen Component Index構成銘柄の売上高は前年同期比32%増の8.21兆元、純利益は同37%増の6453億元となったという。

[2] 以下同様、時価で計算。

―新興産業の原動力

Shenzhen Component Index構成銘柄の研究開発投資は持続的に増加しており、構成銘柄500社の平均研究開発投資額は6.6億元、売上高研究開発費率の平均値が6.4%となり、SZSE全体の水準(3.3%)を大幅に上回っている。戦略的新興産業に分類される企業は合計271社で、ウェイトの合計は64%となっている。うち、新エネルギー車、新材料、ハイテクサービス業の構成銘柄は急成長し、純利益の伸び率は前年同期比でそれぞれ87%、79%、31%となっている。

ChiNext Index:

―高成長イノベーション型企業が活躍

ChiNext Index(399006)は創業板の中で時価総額が大きく、流動性の高い100銘柄で構成されている。ChiNext Indexは2010年に発表され、成長率及びリスクともに高い特徴がある。市場では高成長・イノベーション企業のベンチマーク指数とみなされている。

―業績は高成長を維持

2021年の年次報告書のデータによると、ChiNext Index構成銘柄100社の年間売上高は前年同期比25%増の1.13兆元に達し、そのうち89社の収入がプラス成長を遂げ、69社の収入が3年連続で増加したという。世界景気の回復が鈍化する中、ChiNext Index構成銘柄における海外事業は急速な回復基調を示し、海外収入は2年連続で大幅に増加し、2021年は前年同期比54%増、直近2年では平均69%増となった。収益力についてもROEは12.6%、通年の純利益は前年同期比25%増の1238億元に達し、うち71社の純利益がプラス成長で、52社が3年連続のプラス成長となった。

―イノベーション成長の優位性

ChiNext Index構成銘柄100社のうち、戦略新興産業の上場企業は計86社で、全体の84%を占めている。営業収入では67%、純利益では87%をそれぞれ占めており、売上高研究開発費率は9.1%に達していた。中でもグリーン産業の銘柄の発展の勢いは特に強く、次世代エネルギー自動車、次世代エネルギー、省エネ・環境配慮型産業における企業の純利益の前年同期比増加率はそれぞれ156%、65%、51%だった。ChiNext Index構成銘柄は、科学技術イノベーションを掲げており、9割以上がハイテク企業である。また、平均保有特許件数は175件である。

―ETFのシェアは増加基調

2019〜2021年のChiNext Indexの3年間の上昇率は累計166%で、利回りは世界の主要指数の中でトップとなっていた。投資家は一般的に創業板の長期的な潜在成長力に期待しており、2022年以降、ChiNext IndexをトラックするETF商品の規模は持続的に増加し、今年4月末時点では年初と比べてETFのシェアが95%増で、純資金流入額は166億元を超えた。

Shenzhen 100 Index:

―グロースとブルー・チップの特徴を兼ね備えたコア資産

Shenzhen 100 Index(399330)は、SZSEの時価総額が大きく、流動性が高い上位100社を構成銘柄とし、SZSEの主力指数として位置付けられている。Shenzhen 100 Indexは2003年に発表され、メインボードと創業板のトップ企業を集め、成長型優良株という独特の属性を持っている。

―新興業界のトップ企業が集結

Shenzhen 100 Indexの構成銘柄における業界構造はバランスが取れており、時価総額ウェイトから見ると、情報技術が22%、工業が16%、生活必需品が15%、一般消費財が13%、ヘルスケアが12%を占めている。構成銘柄のうち、寧徳時代(CATL)、比亜迪(BYD)、美的集団等世界的な影響力を持つ企業を含む70社以上が業種別のトップ企業[3]である。2021年のShenzhen 100 Index構成銘柄のROEは13%で、A株市場の主要指数をリードしている。

[3] 時価総額または売上高は上位10%であった。

―継続的に高配当

2021年の年次報告書のデータによると、Shenzhen 100 Index構成銘柄のうち計92社が現金配当方針を開示していた。現金配当額の合計は1794億元で、SZSEの44%を占めていたという。そのうち、配当性向が30%以上の企業が43社、50%以上が20社、3年連続で配当を行った企業が82社あり、株主還元が着実に行われている。

―長期投資としての魅力

Shenzhen 100 Indexはブルー・チップとグロースの特色を併せ持ち、中長期的にSZSEにおける資産配分に利便性を提供することによって、機関投資家から人気を集めている。2021年ファンド年次報告書のデータによると、最大規模のShenzhen 100銘柄である易方達Shenzhen 100ETF(159901)の機関投資家の保有比率は79%に達している。

コアインデックスのESGパフォーマンス:市場水準を上回り、上昇傾向にある

ESGの優れたパフォーマンスの代表格

2021年末のCNIインデックスのESG評価結果によると、深圳証券取引所上場企業のうち最上級のAAA級に達したのは計36社で、そのうちShenzhen Component Index構成銘柄は32社、深証100構成銘柄は21社であった。創業板上場企業のうち、AAA級に達したのは計11社で、いずれもChiNext Index構成銘柄であった。Shenzhen Component Index、ChiNext Index、Shenzhen 100 Index構成銘柄のESG平均スコアはそれぞれ62.8、62.2、72.9で、A株市場全体の平均水準(54.4)を大幅に上回っている。

ESGの質の高い成長を反映

2020年から2021年にかけて、深圳コアインデックスのESGパフォーマンスは着実に向上し、Shenzhen Component Index、ChiNext Index、Shenzhen 100 Index構成銘柄のCNIインデックスのESGスコアはそれぞれ平均で1.3、1.8、0.9ポイント上がった。コアインデックスの構成銘柄は炭素削減・排出削減、「ダブルカーボン(2020年より中国が掲げている脱炭素政策を指す。)」目標に向けた取組のパフォーマンスが特に際立っていた。

Shenzhen Component IndexとChiNext Index構成銘柄においては、明確な炭素排出削減対策を取っている銘柄数はいずれも4割に達し、さらに、Shenzhen 100 Index構成銘柄においては、7割に達している。その数は2020年よりそれぞれ21%、23%、27%上昇した。Shenzhen Component Index、ChiNext Index、Shenzhen 100 Index構成銘柄においては、炭素排出情報を公開した銘柄数は2020年よりそれぞれ34社、10社、16社増加し、このうち、Shenzhen Component Indexは上位10社の炭素排出企業の2021年の平均炭素排出量は0.3億tCO2e[4] で、2020年より1.2億tCO2e以上減少した。

[4] tCO2eは二酸化炭素換算の重量トンである。

会社概要

深圳証券情報有限公司(以下「深圳証券情報」という。)は深圳証券取引所(以下「SZSE」という)の完全子会社で、国内で最も早く(2002年より)指数開発・運営事業を展開し、インデックス業界団体(Index Industry Association (IIA))と、責任投資原則(PRI)のメンバーとなっている。また、指数業務は証券監督者国際機構(IOSCO)の「金融指標に関する原則」の第三国認定を取得している。

SZSEの委託を受け、深圳証券情報はSZSEのインデックスシステムの研究開発、運営及び管理に責任を負い、「Shenzhen Component Index、ChiNext Index、Shenzhen 100 Index」を中心とするSZSEのインデックスシステムを構築している。また、市場の多様な投資ニーズに応えるため、深圳証券情報は国内外の主要市場をカバーするCNIインデックスシステムの構築にも取り組んでいる。

現在、同社傘下の「深圳証券取引所指数」と「CNIインデックス」の数は1000件、ETF等の対象となっているインデックスの数は180件を超え、投資家に豊富な業績ベンチマークと投資対象を提供している。

詳細については、http://www.cnindex.com.cn(公式サイト)、index.service@cninfo.com.cn(メール)または、+86-755 832 1 474 8(電話番号)までお問い合わせください。

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