2024年から始まる新しいNISA制度。年間の非課税投資枠がつみたて投資枠と成長投資枠合わせて360万円に増加し、非課税保有期間が無期限になるなど、より使いやすい制度に変更される予定だ。また、非課税投資保有限度額が新設され、生涯で合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)までの買い付けが可能となり、より多くの資金を投資に充てることが可能となる。会社員は新NISA制度の開始によって、どのような行動変化があるのだろうか。投資非課税制度についての意識を全国の20〜40代の会社員1,147人を対象に調査した。

Q1. 投資非課税制度を利用していますか?(複数回答)

一般NISA/つみたてNISAを利用している 42.6%
iDeCoを利用している 22.0%
企業型DCを利用している 12.3%
利用していない 40.0%
その他 2.5%

投資非課税制度を利用しているか質問したところ「一般NISA/つみたてNISAを利用している」「利用していない」との回答がどちらも多く、既に利用している人と利用していない人が大きく分かれている印象だ。企業型DC(企業型確定拠出年金)は、導入されていない会社もあるためか、実際に利用している人は少なかった。一方で、iDeCoについては、20歳以上65歳未満のほぼ全員が加入できるため、企業型DCよりは利用者が多かった。なお、2022年10月に制度改正されたことにより企業型DCとiDeCoの併用が可能となったので、今後さらに利用者が増えるかもしれない。

Q2. 2024年から非課税保有期間が無期限化、年間投資枠が拡大するなどNISA制度が変わる予定ですが、投資行動に変化はありそうですか?(複数回答)

NISA口座を新しく作る 23.3%
投資額を増やす 32.2%
成長投資枠とつみたて投資枠を併用する 19.9%
証券会社を変える 6.3%
その他 0.5%
特に変化はないと思う/わからない 45.5%

2024年から変わるNISA制度によって、投資行動に変化がありそうか訊いたところ「特に変化はないと思う/わからない」といった回答が最も多く、次いで「投資額を増やす」との回答が多く寄せられた。新NISA制度では、非課税投資枠が増加されるため、投資額を増やすと考える人が多いのだろう。また「NISA口座を新しく作る」との回答も寄せられ、この機会に投資を始めようと考えている人も多い印象だ。

Q3. 2024年以降の年間投資額はどれくらいにする予定ですか?(2024年から始めたいと考えている人も含めて)

1千万円以上 5.4%
500万〜1千万円未満 12.5%
300万〜500万円未満 16.4%
100万〜300万円未満 19.4%
50万〜100万円未満 16.2%
50万円未満 11.0%
決めていない 19.1%

2024年以降の年間投資額はどれくらいにする予定か訊くと、回答が分散した。NISAの年間非課税投資枠は上限が360万円なのだが、それ以上の額を挙げている人も見られたので、NISA口座のみならず一般口座での投資も考えているのだろう。2024年から始めたいという人も含め8割以上の人が投資を積極的かつ具体的に考えていることがうかがえる。

新しいNISA制度の開始により、非課税投資制度がより利用しやすくなったことに加え、この機会に投資への興味が高まった人もいるのではないだろうか。これまで非課税投資制度を利用してきた人も、新しいNISA制度を活用し、新たな運用方法を試してみるのもいいかもしれない。

(藤田祐依)

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「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年9月
調査対象:全国20〜40代の会社員
有効回答数:1,147件