「平成」が終わり、新元号「令和」の始まりと、前代未聞の10連休、かつて誰も経験したことのない歴史的瞬間が起こる。しかし、去って行く平成を懐かしんでばかりもいられない。私たちの身の回りには、平成のうちにやっておくべきことが山ほどある。

 たとえば、連休中に銀行の窓口が閉まるため、事前にATMからお金をおろしておく。また、市場も閉まってしまうので、冷凍野菜などを事前に買っておくなどの対策が求められる。

 こうした生活面での対策の他、家族関係でやっておくべきことはあるだろうか。たとえば遺言書の作成を検討している人は、今すぐ駆け込んだ方がいい。相続コーディネーターの曽根恵子さんがアドバイスする。

「遺言書には必ず、作成した日付を書き込む必要があります。遺言書作成には1週間はかかるので、平成のうちに作りたい場合は、急いで」

 さらに改元の駆け込み需要は、男女の仲にも影響するようだ。

「結婚を意識しているなら、パートナーに“平成最後”を理由に結婚を持ちかけては。昭和生まれの人は、平成のうちに結婚しないと“三元号独身”となってしまう。駆け込むなら今です」(経営評論家・坂口孝則さん)

 特に「平成生まれは平成にこだわる」傾向があるようで、5月以降に挙式を予定していた平成生まれカップルの“前倒し婚”も増えているというが、一方で昭和生まれの人にも少なからぬ影響が出ているようだ。

 すでにネット上では、昭和生まれで未婚のまま令和を迎える人のことを、“平成ジャンプ”と呼ぶ声も見られる。それを回避するために、平成ギリギリで入籍するというカップルも少なくないかもしれない。

 公的手続きなどでは改元によるメリット・デメリットは共になさそうだが、意外なところで気持ちの問題に影響することがある。取り返しがつかないからこそ、しっかり準備をして、歴史的瞬間を迎えたい。

※女性セブン2019年4月18日号