家事において、時短や労力を減らすことが、食材にやさしかったりエコにもつながったりすれば、さらに理想的だ。“エダモン”の愛称で親しまれ、近年は農家や被災地の支援も行っている料理研究家・枝元なほみさんが、食材の保存方法から長持ちの秘訣、エコな道具使いについて解説する。

「食を通じて環境について考えるようになり、昔の人ってすごいなと改めて思うんです。 だしを濾したり、ふきんにもなる木綿のさらし。私は最近ラップ代わりに使っています。水で濡らして固く絞ってから食材を包むと、葉野菜も長持ちしますよ。さらしは熱湯煮沸すれば何度も使え、最後は雑巾になり、環境にもやさしいでしょ。

 長持ちといえば干し野菜も同様で、切った根菜を半日干してから冷蔵すると長持ちするし、これを煮ると味が染みておいしいの。台所に立ちながら、そんな発見をするのが楽しみ」 (枝元さん・以下同)

 調味料やドレッシングなどの収納に関しては、しょうゆなどの液体調味料は空いた酒瓶に移し替えて統一し、ごまやスパイス類はドレッシングの容器に詰め替えるという。「コンロの近くの引き出しに収まるので、料理中の動線に無駄が出ません」

 自家製のオイル漬けやだしは、100均のガラス容器に保管する。「1個100円の容器なので、そのまま差し上げても惜しくないです(笑い)」

 以下、枝元さんが愛用する、便利で環境にも優しい台所用品の数々を紹介しよう。

●奥田漆器調理箸 900円/暮らしのうつわ花田

「私が最も大切にする道具。あすなろの木で軽くて手にフィット。漆塗りで丈夫なので、毎年年末に翌1年分を買い足します」

●つきじ常陸屋 干しかご3段S・角盆ざる3個セット 1万340円/プロキッチン

 切った野菜を並べ、ベランダや部屋の中で吊るして使用するグッズのため「漁に使う網をネットに使い、強度も抜群で、出し入れしやすいです」と評価。

●知多雪晒 880円/かみむら豊洲市場店

「ご飯を包んで冷凍します。解凍時は水をかけてそのまま電子レンジで加熱すると、炊き立てのようにふっくら。洗えば何度も使えてエコ」

●viv シリコンメジャーカップ(M) 1200円/ワールド・クリエイト

「シリコン製で軽くて割れないので、出張にも持参。持つと注ぎ口ができるし、電子レンジで使えて優秀です」

●へむへむ(ひのきたわし) 545円/チームむかご

 防虫・防菌成分を含む三重・尾鷲のひのきを手編みしたたわし。「洗剤を使わないのに汚れ落ち抜群。油汚れの後でもベタベタしないため、洗い物の水の量も減らせます」

※女性セブン2019年11月21日号