サンドイッチの定番、「たまごサンド」。この秋のコンビニでは、ゆで卵を大胆に使ったサンドイッチが注目を集めそうだ。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏が説明する。

「コンビニのたまごサンドというと、ゆで卵をつぶしてマヨネーズなどとあえた“たまごサラダ”をメインに使うものが一般的ですが、この秋は、これに加えて大きくカットしたゆで卵を使う商品が、ローソンとファミリーマートで販売されています。ともに、かなり個性的な商品となっていて、たまごサンドの可能性を広げてくれそうです」

ローソンのおしゃれなたまごサンド

 ローソンで販売されているのは『まるまるTAMAGOサンド』(320円、税込み以下同)。大きめにカットされた半熟のゆで卵が、パンにサンドされている。

「ゆで卵の周囲を埋めるように、たまごサラダとクリームチーズが入っていて、さらに、はちみつ入りのソースが使われています。昔ながらのたまごサンドというよりも、おしゃれなカフェなどで出てきそうなたまごサンドですね」(小浦氏)

 マネーポストのコンビニグルメ担当記者Aが、この『まるまるTAMAGOサンド』を実食した。

「ひと口食べた感じでは、普通のたまごサンドとあまり変わらないかなぁ……と思ったんですが、すぐにクリームチーズのまろやかさと、はちみつの香りが入ってきます。マヨネーズベースの酸味が効いたたまごサンドとは、まったく違う味わいです。スイーツとまではいきませんが、ほんのりとした甘さがクセになります。カフェラテなんかをいっしょに食べたくなるたまごサンドです」(記者A)

 ゆで卵の食感はどうなのか。

「黄身がドロっとこぼれるようなこともないし、パサついてもいない、適度な半熟具合で、食べやすいし、おいしいです。白身のしっかりとした食感もまた良いコントラストになっています。結構、細部にまでこだわったサンドイッチだと思います」(記者A)

ファミリーマートの“和風”たまごサンド

 ファミリーマートで販売されているのは、『和のたまごサンド(煮たまご)』(290円)。和風の味付けの煮玉子がサンドされている商品となっている。

「この『和のたまごサンド(煮たまご)』は過去に何度かファミリーマートで販売されたことがある商品で、今年の9月22日からまた一部地域を除く地域で販売されています。普通のゆで卵ではなく、鰹節が効いた醤油系の煮玉子を使っているのが最大の特徴で、煮玉子のサイズも結構大きめです」(小浦氏)

 こちらの『和のたまごサンド(煮たまご)』も、記者Aが実食した。

「煮玉子が、想像以上に和風の味付けでびっくりしましたね。ラーメン店で食べるような煮玉子に近い感覚で、しっかり味も染みていて、これはおいしいです。サイズも結構大きめで、食べごたえも充分です」(記者A)

 煮玉子の周囲には、たっぷりのたまごサラダが挟まっている。

「たまごサラダはマヨネーズ味で、とてもシンプル。慣れ親しんだ味なので、安心感があります。そして、たまごサラダの量が結構多めだというのも、嬉しい部分です。定番のたまごサンドと、インパクトの強い煮玉子サンドを同時に楽しめるサンドイッチです」(記者A)

 小浦氏は、今後のコンビニたまごサンドに、幅広い可能性を感じているという。

「たまごサンドには、たまごサラダを使った定番系のほか、卵焼きを使ったもの、そしてゆで卵をそのまま使ったものと、多くのバリエーションがあります。そのなかでも、味付けという点で様々なチャレンジをしやすいのが、ゆで卵を使ったサンドイッチなんです。煮玉子にするにしても、和風の味付けだけでなく、ピリ辛にしたり中華風にしたり、いろいろなアレンジが可能ですし、“惣菜系サンドイッチ”の可能性をどんどん広げていくのではないかと期待しています」(小浦氏)

 今回紹介した2種類のたまごサンドだけでなく、今後の新商品からも目が離せない。