令和2年もいよいよ終わりに近づき、年末ジャンボ宝くじ発売の季節となった。今年は11月24日から12月25日まで発売される。年末ジャンボは1等・前後賞合わせて10億円、年末ジャンボミニは同5000万円と夢は膨らむばかりだが、せっかく高額当せんしても換金し忘れては意味がない。

 宝くじの当せん金は、支払開始日から1年以内に換金する必要がある。もし1日でも過ぎれば当せん金は受け取れない。では、このような「時効当せん金」は、いくらぐらいあるのだろうか。

 全国自治宝くじ事務協議会の発表によると、令和元年度(令和元年4月〜令和2年3月)の1年間だけで、実に144億円にも上っているという。これは、毎日4000万円が受け取られずに時効を迎えている計算になる。

 その144億円の内訳だが、約3割は200万円以上の当せん金、約7割は末等の当せん金となっている。わざわざ300円だけを引き換えに行くのが恥ずかしかったり面倒だと思ったりして、換金しない人もいるのかもしれない。ちなみに、売り場では宝くじを販売したときの他に、換金したときにも手数料収入が入る仕組みになっている。そのため、たとえ1枚だけの換金であっても決して断る売り場はないので、その点は安心してほしい。

 今回発表された時効当せん金の中には、1億円以上のものが12本もあった。億万長者の権利を獲得していながらそれを手放している人が、1年で12人いるということだ(1人で複数当せんの場合を除く)。時効当せん金は、販売金額に比例して発売団体(都道府県と政令市)に納められるため、有効に活用されているとは言うものの、もったいないという思いは否めない。机の引き出し、神棚、コートの内ポケットなど、買ったままの宝くじがないか、年末の大掃除の前に、もう一度チェックしてみてほしい。