お洒落な流行りの洋服や、最新家電など、購買意欲をくすぐるものは、悩ましい出費のタネ。どんな節約術が有効なのか。

おさがりは保管しない:着なくなった服は きれいなうちに売る

 服などのおさがりは、お得なようだが、実は意外な出費を生む。

「わが家の場合、長女のおさがりを保管していたのですが、その数が膨大になり収納グッズを買い足すはめに。そうまでして保管していたのに、黄ばんだり、下の子に不評で結局着ずに捨てたり……。ですからいまは、きれいなうちに中古品売買サイトで売るなどして、保管する服は厳選しています」(家計簿・家計管理アドバイザーのあきさん)

手作りは高くつくと思え:裁縫用品をいちからそろえるくらいなら既製品がお得

 手作りした方が既製品より安くすむと思っていたら、それは違う。

「私の場合、未使用のおむつの布と、もともと持っていたミシンでマスクを作りました。材料や道具をすでに持っているならば、安くすむかもしれませんが、それでも、手間と時間はかかります。ましてや、ミシンから材料まで買いそろえるとなると、既製品を購入した方が安上がりなことも」(節約アドバイザーの丸山晴美さん)

 さらに、節約の賢者たちの実際の体験談も、参考になる。

あきさんの節約術「気に入ったもの、高くても質のいいものを買う方が節約に」

 以前は安さを追求するあまり、衣服やかばんなどは3000円以下のプチプラ品ばかり購入していたという、あきさん。

「安物なので半年以内で壊れ、季節ごとに買い替えていました。あるとき、それなら2万円のかばんを数年使った方が安いと気づいたんです。それからは、高くても質のいいものや、本当に気に入ったものを買うように。その方が生活の満足度が断然上がり、ストレスも緩和。これまでは節約が嫌になると年間50万円ほど衝動買いをしていたのですが、それを20万円ダウンさせることに成功しました」

ミニマリストの森秋子さんの節約術「購買欲をかきたてるのでカード類は持たない!」

 ポイントを得るため、クレカやポイントカードをお財布に詰め込んでいたという森さん。

「当時はポイント還元セールなどに振り回されて、つい無駄な買い物も……。そこでいまは、購買欲をかきたてられるポイカやクレカは一切持たず、現金払いに。買い物をした日は、カレンダーに使った金額を記入。すると、年間を通して自分の買い物傾向が見えてきて、翌年の予算が立てやすくなりました。結果、年間300万〜400万円ほど貯金できるようになりました」

【プロフィール】
丸山晴美さん/節約アドバイザー。小学生の子を育てつつ、ファイナンシャルプランナーとしても活躍。主な著書は『シングルママの「お金に困らない」本』(徳間書店)など。

あきさん/家計簿・家計管理アドバイザー。3人の子供を育てつつ、ブログで家計診断も行う。著書に『スマホでもできる あきの新ズボラ家計簿』(秀和システム)。

森秋子さん/ミニマリスト。非常勤職員やアルバイトなどを行う主婦。ブログの執筆も。新著に『ミニマリスト、41歳で4000万円貯める』(KADOKAWA)。

取材・文/桜田容子 イラスト/やまなかゆうこ

※女性セブン2021年4月1日号