新年度が始まる4月は、新たな人間関係を作り上げるタイミング。子供の進学にともない、新しいママ友との交流が始まる人もいるだろう。しかし、ママ友とのコミュニケーションは決して簡単ではなく、ちょっとしたことがトラブルに発展しかねない。40才パート女性の実例をもとに、ママ友との上手な付き合い方を専門家に教えてもらった。実際に頭を悩ませる人は参考にしてほしい。

マウンティングで心を削ってくる

 会うたびにストレスになるママ友がいるんですよね。特に大きな害がないので、あからさまに距離を置きづらいのが、これまた厄介で……。

 たとえば先日、息子の塾のお迎えに行ったところで遭遇してしまい、

「え〜、小学3年生なのに、もう塾に通っているんだ。えら〜い。こんなに遅くまで大変だね。うちの子なんて、塾にも行かずに遊んでばっかりだよ」

 と言われたんです。確かに彼女の息子は塾に行っていないけど全国模試だけは受けていて、その成績はトップクラスってことは周知の事実。成績が優秀だから、塾に行く必要がないというわけ。さらに、

「いつもおしゃれだよね。そのパンツ、今年の流行なんでしょ。私はシンプルな服を長く着るタイプだから、ファッションにうとくて」

 とほめてくるんだけど、私のはファストファッション。彼女のは胸元に有名なロゴが輝くブランド品……。ほめているようでいちいちけなしてくるんですよね。

 こういうことを言うのは私にだけのようで、周りにそれとなく聞いても、

「謙虚でいい人だよね」

 と、言われるばかり。私が卑屈になって意識しすぎているのかなとも思いますが、彼女の姿を見かけるだけで胃がチクッとなるのは事実。どうにかできないかな。
(40才・パート)

他人を気にしすぎる自分の考え方を改善していこう

 マウンティングをしてくるママ友には、どう対処したらいいのだろうか? 心理カウンセラーの石原加受子さんがアドバイスする。

「マウンティングされがちな人は、無意識のうちに“私なんて”という卑屈な気持ちが表に出ているのかもしれません。まずは、他人と比べず“私はこれでいい”と受け入れる。あくまで主語は“私”です。この場合では、“息子が塾で友達ができ、私はいいと思う”などと考えるうちに、攻撃されなくなるはず」

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年4月22日号