TwitterにLINE、Facebook、Instagram……さまざまなSNSを介して知人や友人とやり取りする機会も増えた。特にコロナ禍の今、遊びに出かけて気分転換したり、友達と集まっておしゃべりしてストレス発散──ともいかず、SNSで日ごろのウサを晴らしている人も少なくない。しかし、SNSにうっかり書き込んだグチやコメントが火種となって、余計なトラブルを呼び込んでしまうケースは多い。実際に、Facebookへの投稿が発端となり、トラブルに遭った2人の女性のエピソードを紹介する。まずは、40才パート女性の告白。

「娘が通う幼稚園のママ友グループでは、子供の誕生日を手作りプレゼントでお祝いする決まりが。面倒で本当に嫌だったので、Facebookに愚痴を書き込んじゃったんです。友達限定公開なので、ママ友は絶対見ていないと思っていたら……。

 パーティー当日、ママ友の自宅を訪ねると『聞いてない? パーティーは中止になったの』と言われました。突然のことで驚きましたし、娘ががっかりして……。ところが本当はパーティーが開催されていたことを、娘が友達から聞いて、泣いて帰ってきました。どうやら、私のFacebookをママ友が見たのだそう。私が仲間外れにされるのはわかりますが、娘を苦しめるとは思ってもみなくて……。いまはすべてのSNSをやめています」(40才・パート)

 このケースについて、企業を中心に炎上対策を行う『MiTERU』取締役の東智美さんはこう指摘する。

「ママ友同士のSNSトラブルの場合、仕返しの矛先がお子さんなど、家族に向かうことは多々あります。悪口を発信したくなったときは、大切な家族の顔を思い出してみて」(東さん)

同僚にコメントを送っただけなのに…

 続いては39才・会社員女性の告白。

「会社の同期が、Facebookに、『新入社員は指示待ち人間が多い』といった投稿をしたんです。同意するメッセージを送ろうと思ったのですが、会社の人が見る可能性もある。そこで、PTA役員のママ友を例にして、遠回しに同意する内容をコメントしました。私のFacebookには仕事関係者しか『友達』にしていないので、バレないと思ったんです。

 ところが1週間後、PTAの集まりに行ったら、ママ友たちから、『ねえ、私たちにも教育をしてくれないかな〜』って言われたんです。聞けば、会社の後輩と、ママ友の1人が親友で、私のコメントを見たんですって。その結果、『あなたは仕事ができるのよね』と面倒な作業を押し付けられる始末。自業自得とはいえ、トホホです」(39才・会社員)

 前出・東さんは、このケースに対して次のようにアドバイスする。

「SNS上の人とのつながりは予想を超えます。友達の友達までさかのぼれば必ず知人に行きつくと言っても過言ではないのです。どうせバレない、という考えはいますぐ捨てましょう」

※本企画の写真はすべてイメージです。SNSの文面は、取材した事実をもとに編集部で一部改変して作成。また、登場する人物などは、すべて仮名です。

取材・文/前川亜紀 イラスト/白ふくろう舎

※女性セブン2021年7月1・8日号